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2015年6月22日のブックマーク (1件)

  • 川端康成『雪国』の冒頭を考察する 【あらかじめ欠落した主語を空想していく】 - 無印都市の子ども

    国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。 (川端康成『雪国』新潮文庫) あらかじめ欠落した主語 川端康成著『雪国』の冒頭文は、主語が欠落している。 作者である川端康成が書いた文章に主語がないのだから、「その文章に主語は不要」というのが唯一無二の正解だとは思うが、その文章に当てはまる主語がどこかに存在すると仮定して。 それに相応しい主語になりうる可能性のあると考えられるものは二つ、主人公の名前「島村」、もしくはトンネルを抜けたその「汽車」である。 視点 この作品は、基的に「島村」という三人称によって物語は進行する。そして、作品を読む限りそれは「三人称単元描写」、「島村」の目から見えるもので語られている。つまり、島村が目にしていないことや知り得ないことは語られない。 しかし、三人称単元描写だけで物語が進行しているわけではない。 『雪国』には次のよ

    川端康成『雪国』の冒頭を考察する 【あらかじめ欠落した主語を空想していく】 - 無印都市の子ども
    namex
    namex 2015/06/22
    ノーベル文学賞とったくらいだから日本語以外でも素晴らしかったんだろうけど、どういう評価だったんだろうか。