赤や黄色のカラフルな緑黄色野菜に含まれているカロチノイドを摂取している女性は摂取していない女性よりも乳がんの発症率が低い、という新しい研究結果が発表された。 米ハーバード公衆衛生大学院の研究者たちは、3,000人の乳がん患者と、4,000人の健康な女性の血液を採取し、カロチノイドレベルを比較測定した。その結果、カロチノイドレベルの高い上位20パーセントの女性はカロチノイドレベルの低い女性と比較して、乳がんのリスクが15~20パーセントも低いことが分かった。 また、エストロゲン受容体陰性乳がんという治療が大変難しいと言われている乳がん患者には、特にこのカロチノイド摂取でリスクを下げる効果が大きいという。これは、カロチノイドが細胞連結を促し、免疫作用や細胞の異常成長を抑える能力を強化するためだと考えられている。 だが過去には、カロチノイドの一種であるベータカロチンのサプリメントを喫煙者が摂取す