今日、昼過ぎにアパートの階段で男性とすれ違った。 「大丈夫ですか?手伝いましょうか?」と声をかけられた。このアパートに引っ越してもう何年にもなるけど、はじめて住人との会話らしいものだった。 すてきな箪笥 少し、時間を戻して数ヵ月前の事。知人に箪笥の処分を頼まれた。 箪笥は横長。高さはテーブルより少し高くて幅は一般的な自販機くらい。素材はカラーボックスのようなハリボテではなく、ちゃんと1枚板。どうやら、桐のよう。サイズは大きいものの一人で持ち上げる事ができた。 引き出しは15cmくらいの薄型で、たぶん着物を入れる用だ。 ついてる取っ手は花の形をあしらっていて古めかしくなく、アールヌーボー風な曲線でかわいらしい。 私の中のモッタイナイ精神がむくむくと首をもたげた。ありがたく頂く事にした。そう決めると夢は広がる。今は透明のボックスにゴッチャゴチャ入れてる、色んな工作道具を平置きにできそうだ。1段