世界ランキング1位のローリー・マキロイが全英オープンを目前にして欠場することを正式に決めた。今月4日に友人たちとサッカーに興じていた際、左足首の靭帯などを痛め、全英オープンを見据えながら治療とリハビリに取り組んでいたのだが、「100%戦える状態になってから試合に復帰したい」との意向を添え、全英出場を断念することを、8日にSNS上で示した。 マキロイの欠場には、単に「出場選手の一人が故障で欠場する」という以上に、いろいろな意味がある。一言で言えば、不注意によって「多くの期待を裏切った」というプロ意識の欠如。あまりにも情けなく、残念だ。 昨年の全英覇者。今年はタイトルディフェンドに挑むはずだった(写真/平岡純)【寄せられていた期待と責任】 マキロイは昨年の全英オープン覇者である。つまり、ディフェンディングチャンピオンとして今年の大会に挑む立場だった。 ディフェンディングチャンピオンは、いわば翌