しゅな (id:asimino)さんのエントリ 月100時間の残業で心身が衰弱して人生を見つめなおした話 - あしみの 日記asimino.hatenablog.com が、なんだかとても好評らしいので、自分も触発されて、酷い残業をしていた頃の話を書いてみようと思った。 死にたいくらいに憧れた、花の都大東京。 1997年。自分が就職活動に明け暮れていた頃だ。この年、長くバブル崩壊の余波に苦しめられていた日本経済が、ひょっとしたら持ち直して、就職戦線も例年より厳しいものではなくなるかもしれない、という話が新聞に書いてあった。今にして思えば、どういう根拠だったのか忘れてしまったが、とにかくそんなことが書いてあった。 自分も、「そーなんだー、そりゃ助かるな」的な軽い気持ちで就職活動をしていたのだが、そんな就活生を大事件が襲った。山一證券の破綻である。この事件のせいで、一気にその年の就職活動は厳し