帰らぬ主人を駅で待ち続けたことで知られる忠犬ハチ公について、東京大は1日、最新の医療機器で標本を調べ直した結果、肺と心臓の広い範囲で悪性腫瘍があったと発表した。従来は寄生虫によるフィラリア症が死因とされたが、今回の発見により肺がんで死んだ可能性が高いと判明した。 ハチ公は秋田犬で、1923年生まれ。東京都内で飼育されたが、飼い主が病死した後も、現在のJR渋谷駅前に約10年間通い続けた。 ハチ公は35年3月に死んだ。当時の東京帝大農学部が解剖し死因をフィラリア症としたが、詳細な究明はなかった。 【関連記事】 【写真特集】おもろいワン・忠犬ハチ公 【写真特集】おかしいニャー 【写真特集】アニマルベビー 【特集】舘ひろしさん、禁煙のススメ 【特集】健康になりたい!メタボ対策から母乳効能まで