いま最も注目されている「太陽光発電」の発電装置は「太陽電池」と呼ばれる。電気を貯めるわけではないので「太陽電池」というより「太陽発電機」の方がふさわしい気もするが、水素と酸素の化学反応で発電する“Fuel Cell”が「燃料電池」と訳されたように、“Solar Cell”も「太陽電池」と訳されている。 火力発電のように二酸化炭素を排出しないし、原子力発電のように大事故を起こす危険もなく、エネルギー源は無尽蔵の太陽の光という太陽光発電は、クリーンで安全な理想の自然エネルギー発電として大きな期待を集めている。 そもそも太陽電池は、いったいどうやって光から電気を作っているのだろうか。 この際、太陽光発電の専門家にきっちり教えてもらおうと、神奈川県厚木市にあるソーラーフロンティア厚木リサーチセンターへと向かった。 リサーチセンター(研究所)に到着すると、太陽光パネル(太陽電池)の研究開発のリーダー