元航空幕僚長の田母神俊雄氏と西村真悟衆院議員(無所属)は25日午後、国会内で記者会見を開き、新党「太陽の党」の結成を表明した。西村氏が代表、田母神氏は代表幹事兼国民運動本部長にそれぞれ就いた。当面、国会議員は西村氏1人だが、次期国政選で党勢拡大を狙う。会見には次世代の党の石原慎太郎最高顧問も同席した。
元航空幕僚長の田母神俊雄氏と西村真悟衆院議員(無所属)は25日午後、国会内で記者会見を開き、新党「太陽の党」の結成を表明した。西村氏が代表、田母神氏は代表幹事兼国民運動本部長にそれぞれ就いた。当面、国会議員は西村氏1人だが、次期国政選で党勢拡大を狙う。会見には次世代の党の石原慎太郎最高顧問も同席した。
海上自衛隊の護衛艦に勤務する男性隊員が上司である1等海曹のいじめを受けて自殺した問題で、隠し持っていた隊員の携帯電話を自殺翌日に海に捨てた理由に関し、1曹が「持っていることが怖くなった」と説明していることが2日、防衛省海上幕僚監部への取材で分かった。 海自警務隊は2日にも暴行と器物損壊容疑で後藤光一1等海曹(42)を書類送検する方針。 海幕によると、後藤1曹は昨年10月以降、ペンライトや平手で隊員の頭を殴るなどの暴行をした。12月上旬には艦内に置き忘れていた隊員の携帯を隠し、同月下旬、隊員に代わって携帯を契約するとの理由で4万円を受け取ったという。 1曹はほかにも隊員に「自衛隊を辞めろ」「田舎に帰れ」などの暴言を浴びせていた。 隊員は別の上司らに相談するとともに、配置換えを求めていたが、具体的な対応はなかった。隊員は今年に入り、護衛艦内で自殺した。
原子力規制委員会は12日、九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県)の「合格証」交付について10日に放映したテレビ朝日系「報道ステーション」に対し、事実誤認と意図的な偏向編集があるとして、訂正と謝罪を要求したことを明らかにした。テレ朝は12日の番組で説明するという。 規制委によると、報ステの中で、竜巻の審査ガイドの修正を「火山ガイドの修正」と間違って報道。記者らが「間違ったガイドをもとに審査した」「修正した正しい基準で再審査すべきだ」と主張した。 さらに規制委の田中俊一委員長の会見で火山の質問に答えているにもかかわらず、別の質問にすり替えて「答える必要がない」と編集した。原子力規制庁幹部は「編集権は尊重するが、今回は委員長をおとしめる中傷と考えている」と話した。 テレビ朝日広報部は産経新聞の取材に対し、「誤解を与える表現や誤った印象を与えてしまい申し訳なく、田中委員長をはじめ関係者
大分県教職員組合が旅行業法に基づく登録をせず、新聞広告で「慰安婦」関連施設を見学する韓国旅行参加者を募集していた問題で、松田順子・県教育委員長は10日、問題発覚後に県教委が、生徒の安全確保の観点から旅行を自粛するよう県教組に求めたにもかかわらず、韓国旅行が予定通り実施されていたことを明らかにした。(津田大資) 定例県議会本会議で、麻生栄作県議(自民)の一般質問に答えた。 この問題は産経新聞が7月22日付朝刊で報じた。県教委は翌23日、「旅行に参加する生徒に被害が及ぶ恐れがある」などとして、県教組に対し、自粛を含めて対応するよう求めた。 だが、県教組は予定通り同月25日から2泊3日の日程で、旅行を実施したという。 松田氏は募集と代金徴収が違法行為であることに加え、訪問先に「日本軍『慰安婦』歴史館」などが含まれていることを問題視し、「大分の学校では偏った教育が行われているのではないかといった声
タクシーを誤って後方に急発進させ、降車したばかりの乗客をはねて死亡させたとして、自動車運転過失致死の罪に問われたタクシー運転手の男(53)の初公判が8月上旬、大阪地裁で開かれた。運転手は乗客をはねた後もスピードを一切緩めることなくガラス壁に衝突。「人が挟まっているぞ!」と騒然とする周囲の声も理解できず、運転席でただ呆然(ぼうぜん)としていた。当時、運転手歴わずか2カ月。シフトレバーが「バック」になっていたのが直接の原因だが、その背景として、降車時にシフトレバーを「パーキング」にしないままサイドブレーキをひいて停車する“悪い癖”があった。ゆっくりと襲いかかる 何の前触れもなく、突然の悲劇が男性会社員=当時(26)=を襲ったのは昨年11月14日のことだった。大阪市内のコンピューター関連会社に勤務する男性はこの日、取引先に業務用パソコンを搬入するため、同僚の男性2人とタクシーに乗り、同市中央区城
海上自衛隊横須賀地方総監部(神奈川県横須賀市)は1日、護衛艦乗員の後藤光一1等海曹(42)から暴行などを受けた部下の隊員が自殺したと発表した。総監部は不適切な指導があったと説明している。 総監部によると、暴行など不適切な指導が昨年10月以降にあり、隊員は今年に入って自殺した。 防衛省海上幕僚監部によると、1等海曹は昨年10月、被害者の頭をペンライトで殴り11月には平手で殴打した。12月には船の出入り口のハッチに手を掛けさせ、ふたを閉めて手を挟む暴行を加えていたという。 海上自衛隊横須賀基地では、護衛艦「たちかぜ」乗組員の1等海士=当時(21)=が平成16年10月に自殺している。先輩の元2等海曹=懲戒免職=がエアガンで撃つなどの暴行をしたほか、恐喝もしていたことが原因とされた。
【上海=河崎真澄】人気アニメ「ポケットモンスター(ポケモン)」のキャラクターが登場するゲームソフトの中国語版発売を求めて、中国や台湾、香港など中華圏のファンが“嘆願運動”を繰り広げている。インターネットに嘆願サイトが設けられ、今月始まった署名活動で1万人以上が署名したほか、任天堂など関係先に嘆願書を渡すなど、熱がこもってきた。 ポケモンは中国語で「口袋妖怪」と訳され、中華圏でもアニメ人気が高い。ポケモンゲームは英語やフランス語、韓国語など7カ国語に対応しているが、中国語版は発売されていない。 嘆願書の中で中華圏のファンは、「海賊版(による著作権侵害)や中国政府のゲーム機規制」などの発売元の懸念を推測した上で、「正規版の価格は一般人も(購入できる)許容範囲になってきた」などと説明し、回答を求めている。 嘆願サイトによると、ポケモンブランドを管理する任天堂の関連会社が嘆願書を受け取って謝意は示
無人探査機「スターダスト」が採取して2006年に地球に送り届けた星間物質のサンプルを分析した結果、太陽系外から来た微粒子が含まれている可能性があることが分かったと、米航空宇宙局(NASA)の研究チームが発表した。現時点で候補となる微粒子は7個で、大きさや化学組成もさまざま。断定するにはさらに分析が必要だが、確認されれば太陽系外の物質採取は初めてとなる。 想像するしかなかった星間物質の起源を探る貴重な手掛かりになりそうだ。数百万年前の超新星爆発で生み出された可能性があると研究チームはみている。 1999年に打ち上げられたスターダストは今回のサンプルとは別に彗星から噴出した微粒子を04年に採取し、カプセルに収めて地球に届けた。彗星の微粒子の分析からは、太陽系の形成初期の状態を知るための手掛かりが得られている。 太陽系外から来た可能性がある微粒子は00~02年に宇宙空間を飛行している際に特殊な装
大分県杵築市の県立山香農業高校に勤務する40代の男性教諭が、自身のフェイスブック(FB)に「極左・極右と取り巻き連中が殺し合って双方消えてしまえば、日本からゴミが排除されて大変美しい国になると思う」などと投稿し、学校が厳重注意していたことが21日、分かった。 高校によると、教諭は18日、在日コリアンの女性が「在日特権を許さない市民の会」などに損害賠償を求め提訴したとの報道をFBで紹介、意見を投稿した。自分の名前や勤務先も公開していた。20日、高校に電話やメールで連絡があり、発覚した。一部の国会議員の活動をめぐり「慰安婦捏造の件でさっさと国会に証人喚問して、外患誘致罪で死刑にしてください」とも記していた。 山香農業高校の垂水資明教頭は「教育公務員の自覚を欠く極めて不適切な発言だ」と指摘。県教委は「事実関係を確認し、処分も含め対応を検討する」と話している。
フジテレビ系の「新報道2001」が原則毎週実施している世論調査で、安倍晋三内閣の支持率が46・6%となり、平成24年12月の第2次政権発足以来、最低を記録した。内閣不支持率も現政権で最高となる46・6%。支持率と不支持率が並んだのも初めてだ。 調査は17日に首都圏の500人に対して行われた。内閣支持率は前週から6・4ポイント減り、5割を切ったのは先々週以来、2回目。不支持率は前週比5・4ポイント増え、4週連続で4割台となった。 集団的自衛権の行使を可能にする閣議決定への反発や13日投開票の滋賀県知事選の与党候補落選、自民党の前神奈川県議が「脱法ハーブ」使用で逮捕されたことなどが複合的に影響したとみられる。 第2次安倍政権で支持・不支持率の差が最大だったのは昨年3月21日調査の63・8ポイント(支持率79・4%、不支持率15・6%)。
かつては「お堅い」「仕事が怖そう」などと結婚相手として敬遠されることもあった男性自衛官だが、最近人気が高まっている。東日本大震災で救援活動が大きく報道されたのを機に「責任感が強い」「頼りがいがある」とイメージが変化。九州でも自衛官と交流する婚活イベントが数多く開かれ、女性の希望者が殺到している。(田中一世) 6月中旬の週末の夜、JR博多駅(福岡市博多区)近くのカラオケ店のパーティールームで、出会いを求める男性自衛官と一般女性が交流する「自衛官とのゆるやかな会」が開かれた。 参加したのは、福岡県内に勤務する陸上、航空自衛官計8人と、会社員や看護師ら女性16人。年齢層は20~40代と幅広い。普通の交流会と違うのは、男性陣が国家の機密情報を扱う仕事柄、受付で女性陣に身分証明書の提示を求め、国籍を確認するところだ。 「演習って何やるんですか」「東北の被災地ではどんな仕事を?」 参加女性が自衛官の任
米航空宇宙局(NASA)は2020年代半ばの実現を目指す有人小惑星探査候補の一つとして、日本の探査機「はやぶさ」が微粒子を持ち帰った「イトカワ」を検討していると発表した。NASAは昨年、直径10メートル以下の小惑星を無人探査機で丸ごと捕獲する構想を発表したが、その後、イトカワのように数百メートル規模の小惑星の表面から直径2~4メートルの岩石だけを採取する選択肢も追加した。 19年ごろに打ち上げる探査機が月の近くの軌道まで小惑星や岩石を運び、25年ごろに次世代宇宙船「オリオン」に乗った飛行士が近づいて調べることを想定。探査に適した大きさや軌道を持つ小惑星を探しているが、現時点でイトカワを含む大小それぞれ数個が有力候補に挙がった。18年ごろに最終決定する。 イトカワは太陽を1年半かけ周回し、長さ約500メートル、幅200~300メートルの落花生のような形。03年に打ち上げた日本の探査機はやぶさ
南シナ海に臨むベトナム中部ダナンの港に6日、米軍とオーストラリア軍の隊員計約140人を乗せた海上自衛隊の輸送艦「くにさき」が入港した。ダナン市内で医療支援と文化交流を行うのが目的だ。 南シナ海の西沙(英語名パラセル)諸島海域では中国の石油掘削作業を発端に、中国とベトナムの公船などが衝突を繰り返し緊張が高まっている。ダナン訪問は地域の海洋安全保障に関与を強める日米豪3カ国が結束して中国を牽制(けんせい)する格好となった。 活動は米軍が中心となり、アジア太平洋地域で医療活動などを行う「パシフィック・パートナーシップ」の一環。自衛隊は7月15日までの予定でベトナム、カンボジア、フィリピンを訪問する。 くにさきには海自の人員約150人と米軍の約130人、オーストラリア軍の約10人が乗り込み、米海軍横須賀基地を5月29日に出航した。海自当局者によると、海自輸送艦が米軍やオーストラリア軍の要員を大規模
4月、沖縄本島の西にある久米島の北方海域。船からワイヤでつるされた物体が海中に投下された。 「排他的経済水域内で同意のない調査活動は認められない」 海上保安庁の巡視船は再三、調査活動の中止を求めた。しかし、中国の海洋調査船「科学号」は不当な調査を続けた。調査期間は半月に及んだ。 自衛隊幹部は調査目的を「潜水艦の航行に備えたデータ収集だ」と語る。海底地形や潮流などのデータを集め、音の伝わり方を分析しておくことは潜水艦を進出させる上で不可欠だ。 20年ほど前から中国海洋調査船は先島諸島周辺で活動を始めた。その後何が起きたか。平成16年に宮古・石垣両島の間を中国潜水艦が潜ったまま領海侵入し、駆逐艦は先島周辺から太平洋へ抜けるようになった。 防衛省幹部は「海洋調査船が来れば潜水艦、駆逐艦の航行も時間の問題だ」と指摘する。それが沖縄本島周辺でも起きようとしていることを調査船の活動は暗示している。次に
河野克俊海上幕僚長は22日までに中国系の香港フェニックステレビのインタビューに応じ、中国政府が事実無根だと主張している昨年1月の中国艦船レーダー照射事案について「われわれは中国海軍が射撃管制用レーダーを照射したことを明確に確認している」と反論した。 中国艦船が東シナ海で海上自衛隊護衛艦に射撃管制用レーダーを照射したとする事案内容に関し、中国政府は「日本当局の捏造」と断じている。河野氏が中国系メディアの取材に応じたのは、防衛省・自衛隊として日本の立場を適切に発信する必要があると判断したためとみられる。 同時に「非常な脅威を感じている。厳に慎んでもらいたい」と再発防止を求めた。インタビューは17日に防衛省内で行われ、22日のニュース番組で報じられた。
【ロサンゼルス=中村将】米カリフォルニア州グレンデール市に設置された「慰安婦」像をめぐり、在米日本人の団体が市に撤去を求めた訴訟で、原告側代理人を務めていたメイヤー・ブラウン法律事務所の弁護士が29日(日本時間30日)、辞任した。「圧力」が加わったとの見方もある。同法律事務所は原告側に「責任を持って弁護士を紹介する」と約束しており、訴訟は継続される。 代理人の辞任は弁護士自身の判断ではなく、同法律事務所の方針という。 関係者によると、同法律事務所の幹部は韓国側が主張する「従軍慰安婦」説に反対しているとみられることで、他の顧客が離れていくことを懸念し、弁護士を代理人から退かせることを決めた。 同法律事務所から原告側に辞任の要請があったのは4月中旬。その数日前には被告側が「提訴棄却要請」の書面を州の連邦地裁に提出していた。そのころ、集中的に法律事務所に「契約解除」の圧力が加わった可能性が高い。
政府が新たな政府専用機に米航空機大手ボーイングの大型機「777」を導入する方向で最終調整していることが20日、分かった。新機種選定では欧州航空機大手エアバスの大型機も候補に挙がっているが、飛行性能に加えて日米同盟の関係強化に向けた姿勢などを重視した。平成31年度に導入し、現在のボーイング「747」は退役させる。 次期政府専用機の選定は内閣官房と防衛省、航空自衛隊で昨年から本格的な協議を進めていて、航続距離や燃費の性能面に加え、安全性や飛行実績などを総合的に判断した。今後は部品調達や整備など維持管理コストも見極めて今夏にも正式決定する。 これまでの選定作業で、候補に挙がっていたボーイング中型機「787」は貴賓室や首相執務室、随行員などに必要な十分なスペースの確保が難しいと判断。エアバスの大型機「A350」は777と同様に米東海岸にノンストップで飛行できる能力を持つが、現行機がボーイング製であ
横断歩道手前で別の車が停止していたのに、一時停止せずにミニバイクで追い越したとして、大阪府警は11日、道交法違反(横断歩行者妨害)容疑で大阪市東住吉区の会社員の男(20)を現行犯逮捕した。 府警によると、道交法38条では、歩行者が横断歩道を渡っていた場合、一時停止せずに通行することを禁止。歩行者がいなくても、横断歩道の直前で別の車両が停止していたら、車の陰から飛び出しがあるかもしれないので、一時停止しなければならないとしている。 男は11日午前9時ごろ、同区の路上でこうした走行をし、取り締まり中の警察官に停止を求められた。その際、「こんなの違反にならんやろ」と容疑を否認。免許証の提示などに応じなかったという。 府下では、横断歩行者妨害による事故は平成21~25年で3100件発生し、49人が死亡。このうち昨年は555件の事故で8人が死亡した。このため府警は今年から取り締まりを強化。この日、1
自衛隊の車両が通る度、段ボール紙に書いた感謝のメッセージを掲げる少女たち =平成23年5月24日、福島県川俣町 東日本大震災の3カ月後に訪ねた被災地の小学校に「自衛隊のみなさん ありがとう」の貼り紙があった。半壊して住人のいない家にも。救助に、遺体収容に、復旧作業に、身を粉にした自衛隊員への感謝をいたるところで見た。が、昨年のNHKの連続テレビ小説「あまちゃん」に自衛隊は登場しなかった。 ▼後番組の「ごちそうさん」では、戦時中の防空演習で「とにかく逃げろ」と叫んだ主人公の夫が逮捕されるシーンがあった。朝日は空襲時の消火義務などを定めた防空法が「『命』より『国家』を優先」して多くの犠牲者を出したとする。毎日のコラムは「反戦という明確なメッセージ」に「エールを送りたい」と書いた。 ▼本来、非難されるべきは市街地を無差別に空襲した米軍ではないのか。どんな意図があるのか、NHKの説明を聞きたい。ド
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く