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ブックマーク / delete-all.hatenablog.com (3)

  • 父の自殺と焼肉 - Everything You’ve Ever Dreamed

    彼岸前に墓参りにいったらオヤジの墓前で母にあった。年末に家を出て以来だから実際にたいした期間顔を見ていないわけでもないが、なんだか久しぶりな気がした。「元気なの?」「まあね。その節はお世話になりました」「お世話しましたー。お父さんも突然死んじゃったのに」オヤジは20年前に自殺した。40代だった。あのときから僕ら親子は親子というよりは戦友のような関係になったのかもしれない。『死んじゃった』なんて明るいトーンで言えちゃう母はわりと早いうちに父の自殺を消化していたようだ。 「あんたも家を出ちゃって、まあまだ私の体が元気で動くからいいけどさ。動かなくなったときのこと考えておいてよね」動かなくなるなんてーとへらへら笑って余裕を見せる僕を的確にジャブを当ててコーナーに詰めてくる母凄すぎ。圧倒されながらの僕は、考えてるよーと苦し紛れのパンチを返すしかない。「じゃあさ、テレビで独り暮らしの年寄りが狙われ襲

    父の自殺と焼肉 - Everything You’ve Ever Dreamed
    narukami
    narukami 2013/03/22
    「お父さんと同じやり方で死んだ話を聞かされるたびにお父さんが」」「「同じことを繰り返しているような気分になって凄く嫌だ。あれ本当にやめてほしい。せめて私のなかでは一度だけゆっくり死なせてあげたい」」
  • 僕と妻の結論 - Everything You’ve Ever Dreamed

    母との同居に疲れ、実家に帰っていたが1週間ぶりに帰ってきた。その夜。 「息苦しさに耐えられないの」とは言う。このセリフを何度聞いただろう。「これというはっきりとした理由はないけれど」マグカップをテーブルに置いて一呼吸してからは付け加える。「理由がわからないのは悔しいですー」。 甘党のがブラックコーヒーを飲んでいる。と母。嫁と姑、同居。気の使い合いという戦争。言葉が続かない。重苦しい。僕は彼女のマグカップの内側に薄くついた黒いラインをあてもなく見ていた。どれだけ時間がながれただろう、結婚したときにニトリで買ったワードロープにぶら下がりながらは「やっぱり出ていくしかないよー」と言う。「僕も出る。二人で部屋を探そう」と言うと「ブーッ!君今大事なことを反射的に答えたでしょー、そういうの地味にキズつきますうー」と僕の言葉を遮ったの手にはコスプレ用の槍が握られている。穂先が今にも僕の左胸

    僕と妻の結論 - Everything You’ve Ever Dreamed
    narukami
    narukami 2012/10/18
    家事に対して積極性を持たなければ結局義両親の手間が増えるだけではないのだろうか
  • 妻が出ていった。 - Everything You’ve Ever Dreamed

    が家を出て一週間が過ぎた。理由は姑とのトラブルと推測されるが、検証と気持ちの整理のために日記という体裁でここにまとめておこうと思う。正直いって理由がわからず、不安でたまらず、若干改善が見られていたEDに影響が出かねないので、先達のご意見やご指導を頂戴できれば幸いである。 にとって母との同居は想像以上にストレスフルであったようである。は僕と2人でいるとき時々「楽しいけど息苦しいときもあるよー」と息苦しさの原因を明かさずに漏らしていた。原因が母にあることは想像にかたくない。否、母以外に考えられない。母の無言の重圧。それに尽きると僕は思っている。 たとえば家事。が家を出る直前の我が家の主な家事、炊事、洗濯、掃除を平日は母、休日はが担当していた。母は時折「休みの日にシノちゃんが家事をやってくれて助かるわ」と言い、は「オカーサマが仕切ってる台所や洗濯機を使わせていただき恐縮ですー」と言う

    妻が出ていった。 - Everything You’ve Ever Dreamed
    narukami
    narukami 2012/10/15
    面白くなさが結実している
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