文禄四年(1595年)2月7日、織田信長と豊臣秀吉に仕え、前田家に次ぐ大大名にまで出世した蒲生氏郷が40歳でこの世を去りました。 ・・・・・・・・・ ♪限りあれば 吹かねど花は 散るものを 心短き 春の山風 ♪ 蒲生氏郷 辞世 「限りあるものやねんから、そんなに吹かんでも(いずれ)花は散るって・・・(せやのに)春の山風は短気なんやから・・・」 これは、本日の主役・蒲生氏郷(がもううじさと)の辞世とされる歌です。 もし、本当にこれが正真正銘の氏郷さんの辞世の句だとしたら、何となく、謎を投げかけるような雰囲気ではありませんか? まだ、死にたくないのに、誰かによって死に追いやられた・・・みたいな? もちろん、その誰かは、実在の人物ではなく、神様、あるいは運命のような物で、「まだまだ、俺はやりたい事があるのに~!」というくやしさからの叫び・・・という事もありますが・・・ 一方では、やはり、