自転車ロードレースの最高峰「ツール・ド・フランス」が今年で100回目となるのを記念する国外大会が10月、さいたま市で開催される。 仏の主催会社と同市側が近く正式合意し、日仏で同時発表する。「ツール・ド・フランス」の名を冠した大会が仏以外で開催されるのは初めて。同大会上位の有名選手ら50人程度が出場する「オールスターゲーム」として企画される。 100回目の本大会は今年6~7月に仏で開かれる。仏国内外で様々なスポーツイベントを手がける主催会社のアモリ・スポル・オルガニザシオン(ASO)社は、この歴史的な節目に合わせ、関連大会の国外開催を検討していた。 さいたま市は昨年、この情報を得て誘致に乗り出し、清水勇人市長が昨夏のレースを現地で観戦。ASO社幹部と会談し、その後は市の外郭団体「さいたまスポーツコミッション(SSC)」が交渉を続けてきた。市は新年度予算案に運営にかかわる経費を盛り込む方針。埼