タグ

ブックマーク / masafiro1986.hateblo.jp (3)

  • 読者の欲望に応え、物語の順番まで入れ替えてしまう「なろう小説」 - 群青

    2014-07-15 読者の欲望に応え、物語の順番まで入れ替えてしまう「なろう小説」 カゲプロについて書いた先日の記事がすごい盛り上がったのでもう一回カゲプロの記事を書こうかなと思わなくもないんですが、あえてちょっと裏切っていこうかなと思います。というか、最近の小説の動向について語ろうと思ったら、見逃せないシーンがまだまだあると思うのです。 というわけで、「なろう小説」について。 「小説家になろう」といえば異世界小説だと思ってはいないでしょうか。 それは間違いではなくて、確かに異世界に主人公が転生したりワープしたりする小説ランキング上位で幅を聞かせているわけですが、「なろう小説」を知る上で、ぼくが大事だと思っているのは、「作家たちがあの手この手で読者の欲望に答えようとしている」という点です。異世界ものが多く生まれているのは、その単なる結果と言って良いと思います(作家志望にとってのファンタ

  • カゲプロは中二女子向けだから新しいのだと思う - 群青

    2014-07-14 カゲプロは中二女子向けだから新しいのだと思う 前回の記事はhttp://masafiro1986.hateblo.jp/entry/2014/07/14/033659。なんか眠れてないので、ベッドで横になりながらiPhoneでの更新です。 引き続きカゲプロについて。前回、僕はカゲプロを評して、セカイ系的であり、20代以上の男性を阻んでおり、批評をあまりされていないと言うようなことを書いたけれど、そのあたりについてもうちょっと書きたいと思います。 前回の記事でもさやわかさんの名前を出しましたが、カゲプロがまったく20代以上男性にリーチしていないといったらそれは間違いになります。何故なら僕自身も20代男性だし、さやわかさんだけではなく村上裕一さんや坂上秋成さんもカゲプロに言及していたりするし、そもそもこの作品をそうした批評系の人々が完全放置するわけはないとも思います。 た

  • カゲプロのような思春期中二女子に届く作品に今後の文学の可能性を感じている件について - 群青

    2014-07-14 カゲプロのような思春期中二女子に届く作品に今後の文学の可能性を感じている件について ブログをはじめたばかりの記事でいきなり「(読者の)みなさん」と書くのはアレな気もしていますが… みなさんはカゲプロの名前を何度も目にしていながら、実は読んだことも視聴したこともないのではないでしょうか。 ぼくは自分自身がそうだったので、なんとなくその気持ちがわかります。 楽曲名や作品名のネーミングだったり、ニコニコ動画のボカロ文化だったり、「しづ」のイラストレーションだったり、自分が手にとる作品ではないような感覚が強い。もっと端的にいうと、世代の壁、そしてコミュニティーの壁を感じるわけです。 ゆえにこそ、ぼくはいまカゲプロを読んだほうがいいのだという気がしています。 カゲプロは、明確に思春期の女子中学生層に向けて書かれています。しかも読者の彼女たちはいわゆるセカイ系的な感性を非常に強く

  • 1