商品開発キャリア生き方 60代でSNSが話題を呼び書籍化へ 東京・銀座の中心にある「銀座4丁目交差点」。毎日、多くの人が行き交うこの場所に、厚みがとても薄い歩行者用信号機が設置されています。極限まで薄くすることで従来の信号機から30%軽くなったこのLED信号機は、福岡県大牟田市の「信号電材」によって2006年に発売されて以来、日本全国で設置されてきました。誰もが目にするこの信号機のデザインを担当したのが、プロダクトデザイナーの秋田道夫さんです。 ほかにも、秋田さんの仕事は都内のあちこちで目にすることができます。たとえば、JRの駅にある、細長い佇まいのチャージ機。六本木ヒルズや虎ノ門ヒルズ、GINZASIXで導入されているセキュリティゲートも、秋田さんのデザインです。 「意識されないことこそ、風景に溶け込んだ良いデザイン」と語る秋田さんですが、自身は今、脚光を浴びています。日々X(旧Twit