進む資本増強・再編・戦略の見直し 2010年ごろのいわゆる「電子書籍元年」とそれに続く電子書籍ブームはすっかり落ち着いたようにみえるが、ここに来てオンライン書店・書店流通の再編や戦略の見直しが相次いでいる。 4月1日には、KADOKAWA子会社のブックウォーカーが、「読書メーター」や「ニコニコ漫画」を運営する株式会社トリスタの全株式をドワンゴから取得し、子会社化した。 大日本印刷(DNP)は5月2日に、子会社であるトゥ・ディファクトが運営するハイブリッド型総合書店「honto」を7月から承継することを発表した。2010年にNTTドコモとのジョイントベンチャーとして鳴り物入りでスタートしたトゥ・ディファクトは、2012年には丸善CHI傘下の「ビーケーワン」を統合し、電子書店と丸善・ジュンク堂・文教堂といったリアル書店とを連携したサービスを展開していた。 5月22日には、電子コミックサービス「