竣工時の橘の艦型図。矢印部分は松型駆逐艦との相違点。 仮称第5491号艦(八重桜)からは基本計画番号をF55Bと改め(それまではF55)[50]、八重桜は後に工事中止となり橘が1番に竣工、このためF55Bの艦は橘型と呼ばれている[23]。その他に改松型[23]松型改[21]改丁型[23]などとも呼称される。 基本設計は横須賀海軍工廠設計部で行われた[23]。 船体[編集] 船体に関しては下記のような簡易化を進めた[50]。 線図の変更 艦尾形状は丸みを帯びたクルーザー・スターン(船尾)から角形のトランサム・スターンに変更[48] キャンバー(露天甲板のふくらみ)を廃止 艦首のフレア(側面の反り返り)は平面を組み合わせ、ナックルで繋ぐ。 艦首水線下のカットアップを廃止、艦首は艦底まで直線になった 上甲板もHT鋼から普通鋼に変更[49]、その分板厚を増した。 溶接を全面的に採用し、ブロック工法