「とある休日、『家』から車で出かけ、『コンビニ』で軽食を買ってから『イベント会場』で野外コンサートを楽しんだ。すると帰り道『道路工事』が行われていて、片側交互通行に…」 こうしたさまざまな暮らしの場面で、私たちの安全を守る仕事。それが警備業だ。 業界ではいま、最新技術を駆使して、安心安全の確保と警備員の負担軽減につなげている。 その最前線は? (経済部取材スタッフ 安田木綿子/サタデーウオッチ9ディレクター 松岡智洋) 制服を着たAI搭載の3Dキャラクターだ。 高さ1メートル90センチ、幅90センチの、鏡のような立体ディスプレーに表示され、内部に設置されたカメラなどで周囲の状況を解析。 通行人の歩く方向に目線を動かして警戒したり、屈みこむ人を見かけたら「大丈夫ですか」と声を掛けたりする。 直接、人が対応しないのは心配だ、と感じる人がいるかもしれないが、状況に応じて警備員に速やかな対応を求め