ブックマーク / epikt.hatenadiary.org (15)

  • チャラーナ・アローイの下位カルト - そっちはそっちの気晴らし、こっちはこっちの気晴らし

    ●癒しの女神チャラーナ・アローイの下位カルトは5つです。 mallion さんが残しておいてくれたので、制服の件も。チャラーナのカルトには制服があります。白のシャツかブラウスの上に右肩から飾り帯(サッシュ、Sash)をかけます。この帯の色は属している下位カルトによって決まっており、それを見れば癒し手の専門分野がわかります。使徒(Disciple)である高位の癒し手(High Healer)は白い飾り帯を身につけます。 ●右肩にかけるサッシュというのを調べてると、スタートレックTNGのクリンゴン人士官ウォーフ少佐がしてたアレだとわかりました。チャラーナ信者のは右のようなものだと思いますが。 ●チャラーナ・アローイの下位カルト。 アローイン(Arroin) チャラーナの息子です。父親は不明。アローインは大暗黒の中で混沌の神に襲われ力を奪われました。弱った彼はアルドリアミ(エルフ)の守り手の1人

  • 黒樫の氏族 - そっちはそっちの気晴らし、こっちはこっちの気晴らし

    ●ルナー帝国による支配の下、ドラゴン・パスではヒョルト人のルナー化が進んでいます。コリマー部族の黒樫の氏族(Black Oak Clan)はルナーに服従した部族王ブラックマー王(King Blackmor)によって創始された、ルナー化した氏族です。 ●ブラックマー王は自分の思いどおりに動く氏族を望み、新しく黒樫の氏族を作りました。氏族の長はブラックマーの従兄弟である、転んだ嵐のダーステン(Darsten Turnstorm)です。伝統的にコリマーの部族王に与えられる土地と、ルナーに反逆して追放されたアンマンガーン氏族(黒い槍の氏族)の土地をあわせたものが、黒樫の氏族のトゥーラ(領地)となりました。ブラックマーはルナーに対して反抗的な氏族や部族を略奪して黒樫の氏族を富ませ、氏族は多くの富と同じだけの憎悪を集めました。ルナーはブラックマーを協力者として優遇しており、占領軍を率いる将軍タティウス

    黒樫の氏族 - そっちはそっちの気晴らし、こっちはこっちの気晴らし
  • ヒョルト人の社会 - そっちはそっちの気晴らし、こっちはこっちの気晴らし

    ●教えていただいたことをまとめてみます。 ●一門(Household) 同じ長館(Longhouse)で暮らす家族。大人と子供をあわせて20人から40人で構成される。日常生活、財産、法的責任、報復行為など一連托生。基的に同じ血族(Bloodline)のメンバーだが、職業構成や人数などの関係で2、3の血族が合流することもある。また血族の都合などにより、メンバーの移動もありうる。 [関連] ヒョルト人の長館 - そっちはそっちの気晴らし、こっちはこっちの気晴らし ●血族 血縁関係のある者の集団。規模によって複数の一門にわたる。200人ほど。上で書いたが、画像のような異なる血族の配置の仕方はあるのか? 血族には移動も変更もない(そもそも血縁関係は動かせませんね)。血族の中で年配の男性が指導者的な地位につく。法的責任、報復行為などを支援しあう。 ●ステッド(Stead) 居住地と農地などをあわせ

  • ヒョルト人の罰金 - そっちはそっちの気晴らし、こっちはこっちの気晴らし

    ●ヒョルト人には法があり、違反したときはそれに見合った罰金があります。罰金といっても氏族の中で貨幣をやりとりする習慣はありませんから、家畜です。価値は牛>羊で、追放が一番重い。ヒョルト人がどんな考えで生きているのかがわかって面白いです。 ●ヒョルト人にとっての社会、氏族での罰金の例です。もちろん氏族ごとに法がちがうので、その中でも一般的なものがあげられていると思います。この英文が口語調で書かれてるらしく、訳が難しい…。だいぶ意訳が入ってます。 ■もし輪(指導者集団)によって隠されている秘密、あるいは虚偽を氏族の集会で話したら、それは邪悪をもたらすので、2頭の牛と期限つきの追放。 ※[コメント欄を見よ] ■If one loosens what is fastened, frees what is properly locked, or takes what is not of one's

  • 嵐の神殿の復讐の代行者 - そっちはそっちの気晴らし、こっちはこっちの気晴らし

    ●違反者個人に向けて送られてくる「復讐の代行者(Agent of Reprisal)」について。重要なのは彼らに対抗するときに、信仰する神殿に由来する魔術(神力)が使えないことです。 ●これが魔術能力に対抗できるのは魔術能力だけ、というルールと組み合わさると凶悪です。神教徒で神力以外の魔術を持っている者はまずいないでしょうから、ほとんどの場合、復讐の代行者が一方的に攻撃することになります。復讐の代行者の能力がそれほど高くないように思えたのですが、実は彼らに対面してしまった時点で対抗手段はほぼ無いのでした。 ●嵐の神殿の共有というか、嵐の神殿全体に属している復讐の代行者は6体います。以下、弱い順の並びです。 ■ヤヴォーリング(Yavorling (Bolter, Jag, Sparker)) 標的(違反者)が金属に触れようとすると、手と金属の間で弱い電撃を発します。強力な静電気みたいなもので

  • ヒョルト人のカルト:アズリーリアとタイ・コラ・テック - そっちはそっちの気晴らし、こっちはこっちの気晴らし

    ●ヒョルト人の嵐の神殿というのは嵐の王オーランスと大地の女王アーナールダの結婚によって誕生しました。両方の神話、神々、習慣なんかの統合なんですね。なので大地の女神たちの神話もあります。嵐の神々の神話は比較的若いせいか男性的なせいか、けっこう派手であっけらかんとしてます。大地の女神たちの神話はあまり喧伝されず、地味です。でも大地の下に隠された秘密は静かに怖かったりします。 ●アズリーリアはオーランスのであるアーナールダの母なので、嵐の部族では祖母、おばあちゃんという扱いになってます。ウーマスとの悲恋を演じたアズリーリアですが、緑の時代に父親不明の娘を3人生みました。エスローラ、アーナールダ、マーランです。これは大地の女神を奉じる民族が3派あったのを意味してるんでしょうか。アーナールダ派はオーランス派と合併されたわけですが。大地の女神信仰の場はエスロリアらしいですし。 ●アズリーリアはまだ

    ヒョルト人のカルト:アズリーリアとタイ・コラ・テック - そっちはそっちの気晴らし、こっちはこっちの気晴らし
  • ルナー帝国の軍楽隊 - そっちはそっちの気晴らし、こっちはこっちの気晴らし

    ●ドナンダーについてがんばって書いたので、もうしばらくいいのではないかと思ったのですが、軍楽についての興味が派生したので1回だけ。 ●ルナー神殿には音楽の神がいません。もちろんルナー帝国に属する各文化には音楽の神がいるので、ルナー帝国にいないということではありません。ルナーの音楽を扱うルナー出身の神はまだいません。少なくとも「Imperial Lunar Handbook vol.2」には載ってません。ひょっとするとルナー独自の音楽文化はまだ固まってないのかも。 ●俺はルナー帝国軍は軍楽隊の演奏にあわせて街道を行進してくるものだと信じていたので、あてがはずれました。当然、軍神ヤーナファル・ターニルズの下位カルトあたりに軍楽の神がいるだろうと思ってました。まあ、ルナー帝国の兵士も〈行進する〉技能を持ってないのですが…(「ヒーローウォーズ」で確認)。それで、そもそも軍楽隊というものがいつごろ発

    ルナー帝国の軍楽隊 - そっちはそっちの気晴らし、こっちはこっちの気晴らし
    nayuta77
    nayuta77 2008/09/01
    軍楽隊いいな。誰かオリジナルカルトつくらないかなー。
  • 音楽の神のカルト:ドナンダーその2 - そっちはそっちの気晴らし、こっちはこっちの気晴らし

    音楽の高神ドナンダーの姿はさまざまに描かれます。俺はなぜか怪物くんに出てきた音楽怪獣? を思い浮かべます。たしか口がラッパになってました。検索をかけてみても正しい名前と画像が見つからないのですが。 ●ドナンダーへの入信資格は音楽体験を通してのみ与えられます。しかしその時点ではドナンダーの下位カルト(音楽の神のカルト)に入信している必要はないそうです。演奏をしない人間にも音楽体験は訪れるらしい。ただ下位カルトに属さなければドナンダーの魔法は覚えられません。演奏以外にドナンダーの力を理解する方法が無い…ということでしょうか。 ●通常は下位カルトを通じてドナンダーを信仰します。例えばヒョルト人の場合、「母なるアーナールダ+“芸人”スコヴァラ」の信者であったものが、「ドナンダー+“芸人”スコヴァラ」の信者に改宗することになります。このときドナンダーの特性である「超越」が働きます。来は女性のみが

  • 音楽の神のカルト:ドナンダー - そっちはそっちの気晴らし、こっちはこっちの気晴らし

    ●順番が逆になったかもしれませんが、音楽の高神ドナンダー(Donandar)の神話を。 ●ドナンダーは音楽の神ラルフォリサス(Ralforisus)とグローランサの宮廷の調和の女神タイレーニア(Tylenea)の息子です。息子と書いてありましたが彼はいろんなものを超越する存在で、性別も超越します。男になったり女になったりします。 ●神話の時代、ドナンダーは宇宙を放浪しました(この放浪癖は信者にも見られます)。足を止めた場所で演奏し、その動きや声から、あるいは他の神とつがって自分自身の一部を残しました。それらは音楽の神、音楽の力、宇宙の永遠の歌となりました(ドナンダーの神話では彼は多くの音楽の神の父であり、母でもあります)。彼は常に幸福で、行く先々に喜びをもたらしました。 ●神々の戦が始まるとドナンダーは弱りました。彼は不調和と暗黒に対しては無力で、結局それらが彼を殺しました。大いなる盟約が

  • ドナンダー体験その2 - そっちはそっちの気晴らし、こっちはこっちの気晴らし

    ●昨日書いたように、音楽の高神ドナンダーは音楽を通してのみ感得されます。そのためドナンダーの信者にドナンダーを言葉で説明してくれと言っても、難しいと思われます。ドナンダーは絵で表されるときには、その地方で一般的な楽器、あるいはその楽器を持った人間の姿をとります。そのものが表現できないので、音楽の発生源である楽器で表すという次善の策ですね。信者が人間以外の場合は、その種族が楽器を持った姿をとるでしょう。 ●神話においてもドナンダーは様々な姿をとります。性別すら決まっていません。ドナンダーはそのときその場のパートナーを喜ばせるために姿を変えました。彼の母は幻影の女神タイレーニアであり、父は音楽とも呼ばれるラルフォリサス。ラルフォリサスの父は変化の神ラーンステイで母は調和の女神ハラーナ・イロールです。ドナンダーはその3柱の神の「幻影」「変化」「調和」の力を受けついでいるので、変化はお手の物だった

    nayuta77
    nayuta77 2008/08/29
    ドナンダーすげぇwそのメンバーはどうなんだ?
  • 音楽の神々の系図 - そっちはそっちの気晴らし、こっちはこっちの気晴らし

    ●ヒョルト人(オーランシー)の考える音楽の神々の系図。はてなで表示可能な画像の幅にあわせようとしたら小さくなってしまいました。 でもいろいろな神話があってこの系図で固定してるわけではないらしいです。音楽の高神とされてるドナンダーが意外に主流から外れてたり。 ●RQ'90を見てるとドナンダーは吟遊詩人の神ってだけで、詳細な説明はされてませんね。神ドナンダーその人(?)が人間界を放浪してることがあるので、旅の吟遊詩人を手厚くもてなす習慣があるのだとか。もしかしたら神かもってことで。「ロマンシング サ・ガ」にそんなことしてる神がいたな。「HERO WARS」ではもっと複雑な設定を持つようになってます。 ● GLORANTHA INDEX によると、ドナンダーはオーランスの嵐の神殿とイェルムの太陽の神殿に共通して吟遊詩人と演奏者の神とされているそうです。ドナンダーと関係があるとされている音楽の神は

    nayuta77
    nayuta77 2008/08/26
    西山さんのところはいつも使いやすいネタをさらりと書いてくれて助かるなぁ
  • ヒョルト人の職業:芸人 - そっちはそっちの気晴らし、こっちはこっちの気晴らし

    ●芸人(Entertainer)はスカルドが上位の芸人(High Entertainer)であるのに対して、下位の芸人(Low Entertainer)とされています。イメージは以前スコヴァラとスコヴァリの項目で書いたように、大道芸人です。具体的な大道芸もそのとき書きました。 音楽の神のカルト:スコヴァラとスコヴァリ - そっちはそっちの気晴らし、こっちはこっちの気晴らし ●彼らはたいていは街で暮らしています。その方が新しい客をつかまえることができ、い扶持を稼ぐことができるからです。サーター王が到来してヒョルト人に街の概念を教えるまで芸人たちがどうやって暮らしていたのかは謎です。各トゥーラ(集落)で共同体から養われていたのでしょうか。 ●芸人たちは一座を組むことがあります。旅の一座となって芸を披露しながら各地を巡ります。ヒョルト人のトゥーラも訪れるでしょうし、ヒョルト人文化の外へも出かけ

    ヒョルト人の職業:芸人 - そっちはそっちの気晴らし、こっちはこっちの気晴らし
    nayuta77
    nayuta77 2008/08/24
    彼の一座はどの神殿の異界に行っても不利な修正を受けません
  • ヒョルト人の職業:スカルド - そっちはそっちの気晴らし、こっちはこっちの気晴らし

    ●グローランサのヒョルト人の職業にスカルド(Skald)というのがあります。なんとなくファンタジーに登場する吟遊詩人を想像するのですが、やはりちょっとちがう。ウィキペディアにも登録されてまして、北欧の文化に由来するそうです。 ●ヒョルト人のスカルドには旅をする者もいますが、族長や王に仕える近侍(指名される)としてより重要です。そのためスコヴァラ信者の大道芸人たちとはちがう、上位の芸人とされています。スカルドは楽器を演奏し、神々や先祖たちの偉業を歌います。また踊りの名手でもあります。戦場では戦士たちを鼓舞し、みずからも剣をとって戦います。系図も暗誦するので、知識の神ランカー・マイの語り部や学者とは別の系譜の口伝の知識の伝承者ですね。D&Dでもバードが知識判定できました。ということは族長たるものはスカルドやスカルド見習いを養っていなければなりません。偉大な先祖の知識が途絶えてしまいます。 ●ス

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  • 音楽の神のカルト:スコヴァラとスコヴァリ - そっちはそっちの気晴らし、こっちはこっちの気晴らし

    ●嵐の神殿の芸能の神がスコヴァラとスコヴァリです。スコヴァラと夫スコヴァリの夫婦の神ですが、神話の中で2人は区別されていません。通常は母なるアーナールダの下位カルト“芸人”スコヴァラ(Skovara the Entertainer)ということになります。しかし昨日書いたように、嵐の神殿から離れて音楽の高神ドバーダンの下位カルトとして入信することもできます。 ●スコヴァラとスコヴァリの力は芸能で、下位の芸人に信仰されています。とくに下位と区別されるのは、族長の近侍となることもある上位の芸人スカルド(吟唱詩人)に対して、スコヴァラの芸人たちが庶民に娯楽を提供する存在だからです。日で言うところの大道芸人や旅の演劇一座などがイメージに近いのかもしれません。しかし芸を見せるついでに物を売る、という記述は見たことがありません。 ●ヒョルト人の中で下位のエンターテイナーとされる芸能は、曲芸師、火

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  • 音楽の神のカルト:モラーミン - そっちはそっちの気晴らし、こっちはこっちの気晴らし

    ●グローランサの各民族、各神殿には音楽の神がいます。彼らはもちろんそれぞれの文化に属しているのですが、一方で音楽の神という大きなグループにも属しています。ヒョルト人はそれを音楽の高神ドナンダーによって表しました。 ●オーランスの嵐の神殿には“吟唱詩人”ドロガーシ、“芸人”スコヴァラとスコヴァリがいます。彼らは音楽の力を持つ神で、オーランスとアーナールダの下位カルトですが、嵐の神殿を離れてドナンダーの下位カルトになることもできます。その場合、ヒョルト人社会から切り離されます。ドナンダーには嵐の神殿の音楽の神だけではなく、他の神殿、文化音楽の神も属します。出身文化から離れた彼らは、ドナンダーの音楽の神群とでも言うべき共同体をつくります。 ●で、そのうちの1柱が“振付師”モラーミン(Molamin the Choreographer)です。前から気になってる神なんですが。彼はダラ・ハッパの神で

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