本章では、エンタープライズアジャイルを実現するための前提となるチーム単位のアジャイル開発を理解するために、アジャイル開発の特徴及び、世界的に最も普及しているアジャイル開発のフレームワークであるスクラムを概説する。 1.1. アジャイル開発とは 本章では、エンタープライズアジャイルを実現するための前提となるチーム単位のアジャイル開発を理解するために、アジャイル開発の特徴及び、世界的に最も普及しているアジャイル開発のフレームワークであるスクラムを概説する。 90年代の後半に、顧客と開発者との密な協力に基づいて顧客に役立つソフトウェアを開発することを目指すXP (eXtreme Programming) *1やスクラム*2などの複数のアジャイル開発手法が登場した。これらのアジャイル開発手法の提案者は2001年に集まり、アジャイル宣言*3を起草し、アジャイル開発の共通の価値と原則を定めた。このアジ
メルカリ10周年、創業者山田進太郎から皆さまへ メルカリを創業する前に世界一周をしていた時、地球資源が限られているなかで新興国の全員が先進国と同じように豊かに暮らすことは難しいことだと感じました。ただ、帰国後にスマートフォンの急激な普及をみて、テクノロジーの力で限りある地球資源をなめらかに循環させることができるのではと考えました。そうすることで世界中で豊かな社会を実現し、一人ひとりが持つ可能性はもっと広がるのではないか。そんな想いから小さな雑居ビルの一室で、仲間たちと立ち上げたのがメルカリです。 あれから月日が経ち、メルカリは創業10年を迎えることができました。リリース初日に数百のダウンロードだったフリマアプリ「メルカリ」は、今では日米で毎月2,500万人以上のお客さまにご利用いただき、自分にとって価値が無くなってしまったものが他の誰かの役に立つ、「モノ」の循環が生まれています。 日米フリ
Netflixの企業文化や社員の行動規範を定めたカルチャーガイドが公開されており、FacebookのCOOのシェリル・サンドバーグが「シリコンバレーから生まれた最高の文書」と評価しています。 そのカルチャーガイドはもともと2009年にスライドとして公開され、最新版はNetflixの採用ページ上に掲載されています。今回は許可を得て翻訳することにしました。 Netflix Culture (原文) (目次) 本物の価値観 判断力 コミュニケーション 好奇心 勇気 情熱 無私無欲 イノベーション 一体性 誠実 影響力 ドリームチーム 自由と責任 情報に通じたキャプテン 統制ではなく前後関係 高度に整列し、緩く結合する 卓越性を探し求める まとめ 最後に エンターテインメントは、友情のように、人間が基本的に必要としているものです。エンターテインメントは私たちの感じ方を変え、私たちに共通点をもたらし
インバウンドマーケティングとは、広告出稿に頼るのではなく、消費者の自発的な探す行動に合わせて見つけてもらうマーケティング手法のことを指します。 検索エンジン対策やソーシャルメディアを活用した情報発信により「お客さんからアプローチしてもらいやすくする」ことが特徴で、「ソーシャルメディアの浸透による消費者行動の変化」や「広告コストの高まり」と共に注目度が増しています。 検索エンジン対策やソーシャルメディアを活用した情報発信を行うことは、①ターゲットが魅力と感じるコンテンツを用意し、②流入数を最大化する施策を行うことを意味します。 流入後には、③見込顧客化して最終的な購入(コンバージョン)に繋げるための策を講じ、④マーケティングの効果を測定し、ターゲットに対して最適な施策となるようにチューニングし続けなければいけないのです。
最近、私的にDockerで遊んでいるのですが、Dockerを使っていると様々なライセンスを有したオープンソースソフトウェア(OSS)と遭遇します。自分が知らない間に著作権に抵触してしまうことが怖かったので、OSSのライセンスについて以下の流れでまとめてみました。 「ライセンス関連用語」を理解する 「オープンソースの定義」を理解する 「コピーレフト」を理解する 「主要ライセンス」を理解する 1.「ライセンス関連用語」を理解する OSSを理解するにあたって、まずは主要なライセンス関連用語の定義を理解することが重要です。私の場合は、「使用」と「利用」の違いや「オープンソースソフトウェア」と「フリーウェア」の違いについて、恥ずかしながら明確に理解できていませんでした。。。 【オープンソース・ソフトウェア(Open Source Software, OSS)】 ソースコードが無償で公開されており、誰
みなさんこんにちは、 masa です。今日は、私たちが普段から無意識のうちに使っているオープンソースソフトウェアのライセンス について取り上げたいと思います。とくにコピーレフトという性質をもつ GPL (GNU General Public License) は商用利用で気をつけるべきことがあったりします。 いまや星の数ほどあるオープンソースソフトウェア(以下 OSS)ですが、私たちの仕事にあまりに無意識に入り込んでいるため、ライセンスについてはあまり考えずに使ってしまうこともしばしば。OSS のライセンスが複雑化していることも原因と考えられます。今日はそんな OSS のライセンスについて商用利用という観点から再考するために改めて書きとめておきたいと思います。 そもそもオープンソースって無料でしょ? OSS は無料で使えるのは確かです。しかし 負う義務はライセンスにより様々なのです。 無料
1. PPL 2018 [C4] チュートリアル: ブロックチェーンの計算モデル Mar. 7, 2018 Shin Saito, Sachiko Yoshihama IBM Research - Tokyo 2. 背景 • 近年ブロックチェーン技術に代表される分散台帳技術が注目を浴びている • 仮想通貨のインフラとして • 業務アプリケーションのプラットフォームとして • 金融・保険・貿易・健康管理・トレーサビリティ・食の安全 • 法整備も進んでいる • 改正資金決済法 (2016):「仮想通貨」「仮想通貨交換業者」の定義 • 改正犯罪収益移転防止法 (2017): 「特定事業者」として「仮想通貨交換業者」を追加 3. 参考: 仮想通貨の定義 • 資金決済に関する法律 (平成二十八年六月三日公布) 改正 • 第二条第5項 この法律において「仮想通貨」とは、次に掲げるものをいう。 • 一
前回の記事で18分類までを紹介 前編 → https://developers.cyberagent.co.jp/blog/archives/4875/ 後編 → https://developers.cyberagent.co.jp/blog/archives/5038/ ケーススタディ CASE 01:可視化してフィードバック 以前の記事でも書かせていただいていますが、そもそも27分類のスキルの使い道はここにあります。日々の面談や評価のフィードバックなど、デザイナーメンバーとの対話の際に以下の様なシートを使っています。 シートには、各フェーズごとの9項目と “ よかった ” と “ 期待 ” の欄があります。 よかった → 成長した、達成できた 期待 → いま足りていない 「よかった」と「期待」は2〜3項目でづつピックアップして書くのがルールです。全て書いてしまうと結局どこが良くて、ど
はじめに Gitをそこそこ使いこなすにあたって必要な基礎知識やコマンドをまとめました。 Gitは少しかじったけど挫折したくらいの人が対象レベルになるかと思います。 当方、Subversionをまともに触ったことないゆとり世代なので集中管理型との違いとかはよく分かりません。 一部諸事情のため、XXXXXで情報を隠蔽しています。 この記事長いです。。。 Gitとは 分散型バージョン管理システム。 今時ソースコードなどをバージョン管理するってなったらGitを使うことになるでしょう。 GitHub(Enterprise含む)とかGitLabとかGitBucketとかBitBucketとかGitのサービスは複数ありますが、どれを使うかはチーム事情や会社事情などから決まる。 ローカルにリモートリポジトリの複製を作成するため、複数人が各々のローカルで変更履歴を利用して自由にファイルの編集やローカルコミッ
ビッグデータ、IoT、ロボット、人工知能、クラウド……それぞれのテーマは独立したものではなく、互いに繋がりを持って相乗効果を発揮します。 SNSの情報、スマホ、ウェアラブル端末、あるいはIoTとしてあらゆるモノに取り付けられたセンサー情報がインターネットを通じてデータとしてクラウド上に集積されていきます。 集積されたデータは膨大かつ多種類、リアルタイム性を兼ね備えたビッグデータと呼ばれます。ビッグデータを分析、活用することにより、各種サービスを展開出来る他、インターネットを通じて再びスマートデバイスにフィードバックされていきます。 あるいは情報を機械が機械学習、ディープラーニングによって学習し、人間を超える認識・判断の可能なAI(人工知能)及びAIを頭脳としたロボットの開発が進んでいきます。もちろん、人工知能はクラウド上で共有され、さらに革新的なサービスを生み出します。 似たような図ですが
「ようこそ 魔境 SIerへ!」 はじめに この記事は、SIer(Systems Integrator)に入ったシステム開発未経験者の新人さんたちへ送る、研修では教えてくれないノウハウ集です。 実際、弊社の長い研修では実務に使えそうなことをあまり教えてくれませんし、ノウハウは現場の人の頭にしかない状態なので、新人さんは暗中模索で仕事を覚えていくことになります。 それも非効率なので、実際に私が2年半1で失敗したこと、やってきてよかったこと(ノウハウ)を体系化したので共有します。 新人さんは、これを参考として、使えるところだけ今後の業務に持っていってください。 (本当はガッツリ社内向けに書いたものなので、一部汎用的でない表現がありますがご了承ください。) 目次 業務面 技術面 プライベート面 の三本柱でお送りします。 対象読者 SIerの1,2年目相当であり、学生時代に契約のあるシステム開発を
インスタンス 利用するインスタンスタイプを選択してください。 データ転送量 EC2からインターネットへ送信されるデータ量をGB単位で入力してください。Webサイトを例にすると、ページあたりの容量が2MBで、月間10万PVの場合、下記のようになります。 2 * 100000 / 1024 ≒ 195GB ライセンス費用が発生するOS OSはAmazon Linuxを前提にしているので、RHELやWindows ServerなどのOSを利用する場合は、価格が高くなります。 リザーブドインスタンスなど オンデマンドインスタンスを前提にしているので、あらかじめ予約することで安く利用できるリザーブドインスタンスや、余っているインスタンスを安く利用できるかもしれないスポットインスタンスなどを利用する場合は、もっと安くなります。 選択肢にないインスタンスタイプ インスタンスタイプは、よく使いそうなものに
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く