ブックマーク / number.bunshun.jp (8)

  • プロ野球、最多観客動員の裏で……。「野球離れ」を裏付ける恐怖の数字。(広尾晃)

    昨年、NPBの公式戦の観客動員は、2513万9463人を記録した。これは実数発表を始めた2005年以降では最多。2005年は1992万4613人だから、12年で500万人以上増加した。今回は、「観客動員」の数字についていろいろ考えてみる。 昭和の昔、プロ野球の観客動員数は「いい加減な数字」の代表のようだった。私の通った高校では、適当なことをいう奴に「プロ野球の観客数みたいなこと言うな」と言ったものだ。 後楽園球場の巨人阪神戦は判で押したように「5万人」。でも、実数発表の日シリーズでは「4万2182人」。そもそも後楽園球場のキャパは「4万2337人」だったから、5万人も入るはずがないのだ。 同時期のパ・リーグの球場には閑古鳥が鳴いていた。シーズン終盤、順位が決まった後の大阪球場なんか、「1人、2人」と数えられるくらい少なく、うすら寒い景色が広がっていたが、発表は「1000人」。 翌日、朝刊

    プロ野球、最多観客動員の裏で……。「野球離れ」を裏付ける恐怖の数字。(広尾晃)
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    ncc1701 2018/01/26
    野球がワンオブゼムになっただけ。それはむしろ健全なことだろう。次は高校野球偏重も解消したい。
  • 野球部の坊主頭はいつまで続くのか。大学では消滅寸前、高校はまだ現役。(安倍昌彦)

    今、私の手元に1枚の古い写真がある。 43年前の早稲田大学野球部・夏の軽井沢合宿。 当時の『アサヒグラフ』さんだったか、『週刊ベースボール』さんだったかが取材にやって来て撮った写真。実際に、雑誌に掲載されたものだ。 以前、この写真を眺めていたら、後ろからのぞき込んだ人にこう言われた。 「あ、戦時中の写真ですね」 なんの疑いもなくそう言われ、なるほど……と、かえって納得したものだった。 背景のうっそうとした樹木。その前に居並ぶげっそりと疲れ果てた表情の男たち。モノクロ写真でもはっきりわかる汗とドロの染み込んだ衣服。そして、一様に、修行僧のような坊主頭。 「すいません、ジャングルから出てきた敗残兵かと思いました……」 確かにそこには、スポーツに打ち込む若者たちのはつらつとした生気も感じられなければ、希望に燃えた前向きの輝きもない。 ひたすら、苦しいだけの時を耐えに耐え、さらにまだこの先にもいく

    野球部の坊主頭はいつまで続くのか。大学では消滅寸前、高校はまだ現役。(安倍昌彦)
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    ncc1701 2018/01/10
    なんで坊主と七三の二択やねん。坊主に規律やモラルを保つ機能がないことは数々の不祥事でとうに立証済み。
  • 高校野球は、人を粗末に扱ってきた。野球部員の減少を実感する瞬間とは。(安倍昌彦)

    以前のコラム「2つの甲子園」には、おかげさまでたくさんの反響をいただいた。 ありがとうございましたと、心から御礼を申し上げたい。 一途にひたすら甲子園と全国制覇を目指す高校野球、もちろんよし。その一方で、一週間の7日間の何日かを野球に費やし、そのほかの何日かをほかに興味あるスポーツや趣味、勉学にもあてて、バリエーションを持った高校生活を送る、これもよし。 いくつもの種類の高校野球が存在することで、これまで野球をやりたいと思いながら、“高校野球”に対して消極的になっていた者たちが戻ってこられるのではないか。 そんな思いを抱いた要因に、「野球にいそしむ生徒たちが減ったなぁ……」という実感があった。 そもそも、高校野球という世界は“人”を粗末に扱ってきた歴史がある。 「入学した時は、同期が300人いたのが、卒業する時は15人になっていた」 そんな話を自慢げに語る元・強豪高校の球児は、だから強かっ

    高校野球は、人を粗末に扱ってきた。野球部員の減少を実感する瞬間とは。(安倍昌彦)
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    ncc1701 2017/04/26
    筆者が「まず野球ありき」の姿勢から脱却できていない。子供たちにとって野球はもはやワンオブゼムに過ぎない。上位30人でも他の種目に流れる。オリンピックも、東京の次はまた外される気がする。
  • 全校生徒800人で、野球部は10人。不来方の快挙は危機の裏返しだ。(氏原英明)

    たった10人の部員が躍動する姿に、見ていた人の多くが感動を覚えたに違いない。 センバツ5日目の第3試合に、21世紀枠で出場の不来方(岩手)が登場した。静岡に3-12で敗れたものの、今年のWBCメンバー・増井浩俊を生んだ強豪校に対して、真っ向から挑んだ姿を称賛する声は多かった。 強豪を相手に臆することなくフルスイングを心掛け、9安打を放ち3得点を奪った。送りバントを多用せず、果敢に攻めていった姿勢は評価されるべきだろう。1点を先制した後は劣勢になって12失点を喫したが、彼らの戦いぶりは勇ましかった。 部員10人の挑戦には、勝敗だけでは片づけられないものがあったのだ。 しかし、彼らの挑戦が伝えたメッセージは感動だけではなかった。10人の部員しかいない高校が甲子園に出場した。このことは何を意味しているのか――。 「部員10人」と聞けば、生徒の少ない学校で数少ない部員を集めて努力し、21世紀枠の代

    全校生徒800人で、野球部は10人。不来方の快挙は危機の裏返しだ。(氏原英明)
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    ncc1701 2017/04/03
    「好きで始めた野球を彼らが嫌いにならないようにしたいと常に思っています」体罰野郎たちに欠けているのはこれ。/野球がワンオブゼムになったのは、子供たちの選択肢が広がって色んなスポーツに出会えている証。
  • 甲子園で増え始めた「継投派」監督。150球超えの“美談”はもういらない。(氏原英明)

    盛岡大付が初戦の先発に選んだ坪田は、県大会のエースではなかった。チーム作りの段階から、複数の投手を育ててきた成果だろう。 また米メディアから"Crazy"と報じられそうだ。 開幕日の第3試合、盛岡大付vs.九州国際大付の試合で、九州国際大付の右腕・藤海斗が8回3分の2を投げて7失点。最後は盛岡大付の2番・菅原優輝にホームランを浴び、無念の9回途中降板となった。藤がマウンドを降りた時の投球数は150球を優に超え、164球に達していた。 「最後は限界を超えてマウンドに立っていられるかどうか、精神的な問題でした。エースナンバーを背負っているからには、命がけでマウンドに立ってみんなを助けたい気持ちだった」 藤は涙をぬぐって壇上で言葉を振り絞ったが、日一を決める最高峰の舞台の在り方として、果たして、これは正しいのだろうか。この原稿を書き終えた大会第3日の第1試合でも、市立尼崎のエース・平林弘

    甲子園で増え始めた「継投派」監督。150球超えの“美談”はもういらない。(氏原英明)
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    ncc1701 2016/08/25
    生徒の身体への不可逆な損傷と引き換えに得られる勝利など、それは教育と呼ぶに値しない。
  • なぜ試合中に選手の家族を映すのか。五輪報道で感じたストレスの正体。(生島淳)

    選手と家族の関係性をドラマ化する手法がスポーツ報道の常套手段となって久しい。しかし、試合中まで多用すべきものだろうか。 夏のオリンピック、12年ぶりのテレビ観戦である。 現場にいるよりも、日でのテレビ観戦のメリットも十分に感じる。とにかく、生活時間帯を変える気力さえあれば、見たい競技がぜんぶ見られる。これはなんとも贅沢なことだ。アメリカだとNBCの独占放送だから、そこまでは追っかけられない。 日ではテレビだけでなく、「見逃し配信」などのアプリを駆使すれば、かなりの量をカバーできる。でも、そんなことをしていたら、自分がダメな人間に思えてくるかもしれない。 日のオリンピック視聴環境は、まことに素晴らしいのであります。 ただし――。ストレスも感じる。 今回気になったのは、競技中にやたらと選手の家族が映し出されたことだ。特に前半に行われた柔道、体操では試合の進行中に応援する家族の姿がテレビ

    なぜ試合中に選手の家族を映すのか。五輪報道で感じたストレスの正体。(生島淳)
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    ncc1701 2016/08/18
    自分は、開会式や閉会式で日本選手が手持無沙汰にたむろしてる映像がむやみとインサートされるのがうっとおしい。ロンドンの時は好きなアーティストのパフォーマンスに集中できずイライラした。
  • 驚愕したガンバの新スタジアム。募金140億円で作った“手づくり感”。(二宮寿朗)

    大阪・万博記念公園スポーツ広場内、ガンバ大阪のクラブハウス真横に噂の「市立吹田サッカースタジアム」はある。 10月10日に竣工式を終えたばかりで、筆者が訪れたこの日もどこかの視察団が訪れていた。 噂。 関西に住む馴染みの記者仲間から聞いていた。 「サッカーを観るなら最適やと思うで」「プレミアリーグのスタジアムみたいですよ」 まるで彼らの持ち物かのように自慢していたが、実際に目にしてみて「うわーっ」と思わず声を挙げてしまう自分がいた。 タッチラインまで7m、高低差は150cmしかない。 4万人収容のサッカー専用スタジアム。 何が驚いたかって、とにかく観客席からピッチまでが近い。 距離はタッチラインまで7m、ゴールラインまで10m。それも観客席の最前列からピッチまでの高低差は150cmしかない。プレミアにも引けを取らないほど、プレーヤーに近い目線で試合を楽しむことができる。選手たちの声も聞こえ

    驚愕したガンバの新スタジアム。募金140億円で作った“手づくり感”。(二宮寿朗)
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    ncc1701 2015/10/30
    東京五輪絡みの話では、こういうボトムアップ的な感じがしないから、何かにつけて他人事みたいに叩かれやすいのではないか。
  • 川崎フロンターレ名物部長が企てた、漫画『テルマエ・ロマエ』とのコラボ。(木崎伸也)

    『テルマエ・ロマエ』内で「平たい顔族」と称されて登場する日人の代表として、中村憲剛、楠神順平の両選手が実際に銭湯で自画像を描いた 今、銭湯業界で川崎フロンターレが話題になっている。 川崎のプロモーション部の部長・天野春果が提案したオフシーズン企画、『いっしょにおフロんた~れ』の活動によって、川崎における銭湯の利用者が増えているからだ。銭湯業界はこの取り組みに感謝し、今年6月の全国浴場組合の会合に、天野が講演者として招待されることが決まっている。 天野は照れくさそうに言った。 「全国から集まった銭湯関係者、500人くらいの前で講演をしてほしいと頼まれまして。インターコンチネンタルホテルでやるらしいんですよ。すごいことですよね(笑)」 バナナ販売や算数ドリルの取り組みで知られるアイデアマンの天野が、『いっしょにおフロんた~れ』をスタートさせたのは、2010年12月のこと。オフ期間の「オフ」、

    川崎フロンターレ名物部長が企てた、漫画『テルマエ・ロマエ』とのコラボ。(木崎伸也)
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    ncc1701 2012/02/27
    フロンターレ・テルマエ・サンレッドの三つ巴コラボをやってくれ。
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