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高校野球は、人を粗末に扱ってきた。野球部員の減少を実感する瞬間とは。(安倍昌彦)
以前のコラム「2つの甲子園」には、おかげさまでたくさんの反響をいただいた。 ありがとうございました... 以前のコラム「2つの甲子園」には、おかげさまでたくさんの反響をいただいた。 ありがとうございましたと、心から御礼を申し上げたい。 一途にひたすら甲子園と全国制覇を目指す高校野球、もちろんよし。その一方で、一週間の7日間の何日かを野球に費やし、そのほかの何日かをほかに興味あるスポーツや趣味、勉学にもあてて、バリエーションを持った高校生活を送る、これもよし。 いくつもの種類の高校野球が存在することで、これまで野球をやりたいと思いながら、“高校野球”に対して消極的になっていた者たちが戻ってこられるのではないか。 そんな思いを抱いた要因に、「野球にいそしむ生徒たちが減ったなぁ……」という実感があった。 そもそも、高校野球という世界は“人”を粗末に扱ってきた歴史がある。 「入学した時は、同期が300人いたのが、卒業する時は15人になっていた」 そんな話を自慢げに語る元・強豪高校の球児は、だから強かっ
2017/04/26 リンク