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調査協力:丸山裕貴 東日本大地震という日本を引き裂くような痛ましい災害が起き、いまも多くの被災者の安否が気遣われる。また地震によって発生した津波の被害を受けた福島第一原子力発電所で発生した問題も刻一刻と状況が変化していて、ネット上ではそれについての記事やつぶやきも絶えない。 地震発生後、痛ましいニュースがツイッター上でも多く流れたが、同時に多くのフォロワーをもつツイッタラー、ブロガーたちが緊急性の高いニュースを継続的に配信し、情報のハブとなって活動し続けた。個人のツイッタラーも、遠方の被災者や不安に感じている人々を励まし、節電や買占めを諌め、原発事故に関するデマに対しての意見や新しい情報を提供した。その人たちの多くは逐次伝わる未曾有の被害状況に対し、折れそうになる心と闘っていたのではないだろうか。 平時には既存メディアから負のイメージばかり強調されることもあったオンライン・メディアが、ここ
2014年07月24日08:30 カテゴリ書評/画評/品評Psychoengineering 恐れのみを恐れよ - 書評 - リスクにあなたは騙される 早川書房東方様より献本御礼。 リスクにあなたは騙される Dan Gardner / 田淵健太訳 [原著:Risk: The Science and Politics of Fear] 2009.05.25 初出 2014.07.24 文庫化につき更新 本書こそ、今最も恐るべき一冊だ。 初の著作がこれだとは、著者恐るべき。 本書「リスクにあなたは騙される」の原題は"Risk: The Science and Politics of Fear"、直訳すれば「リスク:科学と恐怖政治」となる。そう。本書は、むしろ「機会」をも意味する「リスク」ではなく、恐怖というものそのものに関する本なのだ。 目次 - Amazonより プロローグ 第1章 リスク社
せっかくの行楽気分を台無しにする交通渋滞。特に今年のGWは休日の高速道路の料金が一律1000円になるということで、例年とは比べ物にならないほどの渋滞が起こるのではないかと心配されている。 そこで今回、著書「渋滞学」で有名な渋滞学者、東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻の西成活裕教授に渋滞の実際と、“究極”の渋滞回避術について伺った。これであなたも渋滞&渋滞ストレスから解放される! (聞き手/山田 久美、酒井 康治=日経トレンディネット 文/山田 久美) ■プロフィール 西成活裕(Katsuhiro Nishinari) 1967年生まれ 東京大学大学院教授 1995年に東京大学工学系研究科航空宇宙工学専攻博士課程終了後、 山形大学工学部機械システム工学科、龍谷大学理工学部数理情報学科、 ドイツのケルン大学理論物理学研究所を経て2005年より東京大学 大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻
(写真は、里兄ぃに教えてもらった、地元の秘湯) 岐阜は板取という、山深いところにあるキャンプ場で、本物の山人に出会いました。 名前は「里兄ぃ」。その日採れたものだけを食べて、何十年も暮らしています。 歳は60~70歳くらい。顔は三船敏郎のようなイケメンで、昔は料理人だったそうです。奥さんと2人で、戦国時代に建てられた家に住んでいるとのこと。その家は重要文化財に指定されているため、手を入れることはできません。まだ囲炉裏やら土間やらがあるんだそうです。 この人の話が、とにかく全然判らない。ファッション業界の人がIT業界の人の話を利いてもチンプンカンプンなように、僕がこの里兄ぃの話を聞いても、日本語だし言葉の意味はわかるんだけど、一体何を話しているんだか、まるでチンプンカンプンチンなのです。 でも、判ると、僕が全く知らない自然に関する知識や知恵に満ちている、すごく面白いことを話しているんです。
外国人が「日本に長く居すぎてしまった」と実感するのはこんなとき 日本にはたくさんの外国人たちが住んでいます。彼らは自分の国と比べることができるため、日本の長所も短所もよく知り尽くしており、褒める言葉や批判を的確に表現したりします。 日本人だからこそ知らない日本の変なところや、外国人だからこそわかる日本の特徴を上手く捉えたジョークがよく彼らの間を行き来しますが、15年くらい前に日本在住のアメリカ人が作ったジョークで 日本に長くいすぎた…と実感するとき というのが出回っていました。 外国人(欧米人)の間でウケて亜流などが色々出回ったこのジョーク、日本人には不思議に思えたり、笑い所が難しいものもあるかもしれません。違う角度から日本を知ることのできる、いいジョークだと思いますので、説明を付け加えながら紹介したいと思います。 外国人が日本に長く居すぎた…と実感するとき 1. 山手線のホームで人波を左
情報格差──これから始まろうとしている本当の格差社会 ここ数年、新聞やテレビで格差社会という言葉をよく見るようになりました。実際、経済格差はけっこう広がりつつあります。富める者はますます富めるようになり、貧しい者はますます貧しくなる。それが格差社会です。 しかし、格差があるとはいってもそれなりに食べてはいけますし、共働きならどうにか子供の一人くらいは育てられるくらいは稼げたりします。 ……今ならば。 数十年後、いや、あるいは数年後かもしれません。その「食べていける」というレベルの格差すら生ぬるい、本当の格差社会がやってくるかもしれません。 これを一言でいうなら、「情報格差」です。それを以下より解説します。 ググれる人、ググれない人 「ググる」子供と、「ググれない」子供という記事が、夏休みの終りに話題を賑わせました。小学6年生の娘がインターネットを活用して学習を進めて行く様を描きながら、イン
2007年09月14日 外国人が語る「日本に住んで変わったこと」 これまでアニメネタばかり扱ってきたアニヲタな私ですが、今回は普通の話題です。あ、コメ欄で聞かれましたがアニメとは関係ない掲示板から訳しました。 ・床で寝るようになったこと。 ・人にぶつかって「sumimasen」を言うようになった。あと、エレベーターでボタンを押しっぱなしにしてドアを開けること。以前は腕で閉まるのを防いでいた。 ・バーに入ってビールを頼むことかな。イングランドでは特定の銘柄を頼むんだけど。 ・冷たいお茶を飲むようになった。 ・指の分かれてる靴下を穿くこと。ケンタッキー州の駐車場でスリッパを履いてたら女性に「靴下に指がある!」って言われた。 ・↑君が画像を貼ってなかったら信じなかったよ。 ・↑ニュージーランドにもあるよ。toe socksと呼ばれててかなり有名だ。 ・誰も家の中で靴を脱ぐことを言わないね? ・カ
結城浩 RFIDなどの、固有IDの問題を考えるためのシンプル・シナリオを提示します。 シンプルなシナリオと具体例を通して、固有IDの注意点がどこにあるかを明確にしましょう。 目次 はじめに このページについて このページの構成 わたしについて 「固有IDのシンプル・シナリオ」 時刻(A): 場所(A)にて 時刻(B): 場所(B)にて ボブが知りえたこと シンプル・シナリオ適用例 適用例1: メンバーズカード 適用例2: IDの自動読み取り 適用例3: 読取機を持ち歩く人 適用例4: ダイヤの密輸 適用例5: 徘徊老人の命を救う 適用例6: 遊園地の迷子探し 適用例7: 携帯電話 固有IDに関連するQ&A 固有IDのシンプル・シナリオで、何を言いたいのか? メンバーズカードの例は問題なのか IDには個人情報が盛り込めないのではないか? 暗号化すれば大丈夫? 強固なセキュリティでデータベース
好きなものは空と緑とS2000とガンダムとラジコン・ミニ四駆、Perfume(かしゆか)。ときどき子育てとキャンプ。 突然ですが、ここで質問です。 海で船が沈み始めました。救命ボートに1名のせることができます。そのとき、 おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、子供 さて、誰を選びますか。 解説は続きを読むから。 これは日本人であれば大方「子供」と言うと思います。 それはおじいちゃん、おばあちゃんは老い先が短いし、お父さん、お母さんもある程度生きた。だから未来のある子供を乗せようと考えます。 同じことは姥捨山にもいえます。家族の食い扶持を減らすために、実の親を山に捨ててくる(=殺す)お話です。 日本人は儒教の影響を受けていると言われていますが、儒教の国ではこんなことは考えられません。といいうのは儒教の徳目(大事にしなければいけない教義)で 「孝」 つまり親孝行の孝であり、親、先祖を
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イタリアのセリエAのカターニアが来日を中止した。海外での報道の不正確さが浮き彫りになった。 柏崎刈羽原発の放射能洩れは、東京電力の情報開示とトップの対応のまずさにより、日本国内でもネガティヴ・キャンペーンの様相を呈している。 実際の放射能洩れは、人体には全く影響がないわけだが、人間の原初的な心理(=恐怖)だけが、増幅されて、独り歩きをしている。 NEWS ZEROでは、努めて「それでも原子力発電に頼るしかない」現状を付け加えるようにしているが、各局のコメンテーターの中には、「原発はやめて太陽光発電にすべき」などと安易な発言をする人もいる。 日本にお金と土地が有り余っているのであれば、それでかまわないと思う。 しかし、現状では、石油は(地球温暖化に歯止めをかけるために)やめろ、原子力発電は怖いからやめろ、ということになり、その代替案が太陽光発電と風力というのでは、あまりに無責任な発言といわざ
「格差社会」という言葉が繰り返し紙面に登場する。 格差がどんどん拡大しているから、これを何とかしなければならないという現実的な(あるいは非現実的な)さまざまの提言がなされている。 どなたも「格差がある」ということについてはご異論がないようである。 だが、私はこういう全員が当然のような顔をして採用している前提については一度疑ってみることを思考上の習慣にしている。 「格差」とは何のことなのか? メディアの論を徴する限りでは、これは「金」のことである。 平たく言えば年収のことである。 年収数億の人もいるし、数十万の人もいる。 とくに年収が低い階層のヴォリュームがこのところ急増している。 パラサイトシングルというのも、フリーター・ニートというのも、ネットカフェ難民というのも、過労死寸前サラリーマンも、要すれば「金がない」せいでそういう生活様態の選択を余儀なくされている。 そういう説明がなされている
この映像を見たとき、初めて「Epic2014」を見たときよりもよほど深く染み込んできた。 脊髄反射で和訳してみた。人口減少経済下で子孫を残していく我々日本人は、この現実に何を思うべきか。 Did you know? -あなたは何も知らない 今から8秒間に、世界では34人の子供が生まれてくる 5人がインド人、4人が中国人、アメリカ人は1人 その子供たちのために、世界はどうあるべきか 世界で最も裕福で、最強の軍事を持ち、世界の金融ビジネスの中心であり、世界共通通貨を発行し、最高の教育水準を持ち、最高の生活水準を持つ国はどこであるか? 西暦1900年にはイギリスだったわけだが・・・ 2006年の大学卒業者数 アメリカ 130万人 インド 310万人 中国 330万人 インドの2006年大学卒業者の英会話習熟率 100% 10年後、最も英会話習熟人口の多い国は、 中国 このことを、ほんの2
色んな面白い社会の法則を集めてみた。 メイヤーの法則 「事態を複雑にするのは単純な仕事だが、単純にするのは複雑な作業である。」 パーキンソンの法則 「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」(第一法則) 「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」(第二法則) ブルックスの法則 「遅れているソフトウェアプロジェクトへの要員追加はさらに遅らせるだけだ」 クラークの三法則 「高名だが年配の科学者が可能であると言った場合、その主張はほぼ間違いない。また不可能であると言った場合には、その主張はまず間違っている。」 「可能性の限界を測る唯一の方法は、不可能であるとされることまでやってみることである。」 「充分に発達した科学技術は、魔法と見分けが付かない。」 ゴドウィンの法則 「ネットでの議論が長引けば長引くほど、ヒトラーやナチを引き合いに出すことが多くなる」 ディヘイの公理
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