■「死の天使」? 患者の死期を知らせるネコ オスカーはまだあどけなさが残る生後2歳のネコだ。オスカーが生活している米国ロード・アイランドの老人介護施設では、このネコが「死の天使」として評判を呼んでいる。 子ネコの時にプロビデンスの介護施設のスタッフに拾われてから、オスカーはこの施設の進行性認知症科で生活している。 老人病専門医によると、オスカーは定期的に患者を巡回し、病状の進行を検知。どの患者が次に亡くなるのかを予知するのだという。クンクンと患者のにおいをかいでまわり、ある患者の側に寄り添い、丸くなって眠る。 「オスカーがある患者に寄り添っているのを医者やスタッフが目撃すると、それがほぼ絶対的な予見であるため、患者の家族に適切に最後の時を予告することができる」と医師は話す。スタッフはオスカーが死の前兆を感じると、直ちに家族と牧師らを呼び寄せて臨終に立ち会わせる。 また同医師は、「この施設の