<渡り鳥のメカニズムを解明するヒントとなりそうな研究成果が、相次いで発表されている> なぜ、渡り鳥は、毎年、一定の時期に、長い距離をはるばる移動し、決まった場所にきちんと降り立つことができるのだろうか。 この謎を解き明かすヒントとなりそうな研究成果が、このところ、相次いで発表されている。 鳥の網膜にある青色光受容体が磁場を感知? スウェーデンのルンド大学の研究プロジェクトは、2018年3月、キンカチョウに関する研究成果を英国王立協会の学術誌「ジャーナル・オブ・ソサエティ・インターフェイス」に発表した。 また、2018年1月には、ドイツのカール・フォン・オシエツキー大学オルデンブルグの研究プロジェクトによるヨーロッパコマドリの研究論文が学術誌「カンレントバイオロジー」に掲載されている。 これらの研究プロジェクトは、いずれも、鳥の網膜に「Cry4」と呼ばれる青色光受容体「クリプトクロム」の一種
![渡り鳥をナビゲートする「体内コンパス」の正体が明らかに](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f37813c35b9f6617972c7c86b26a289c9776ba21/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.newsweekjapan.jp%2Fstories%2Fassets_c%2F2018%2F04%2FiStock-534086693a-thumb-720x454-132307.jpg)