東グータ地区ドウマで化学兵器攻撃の被害に遭ったとされる幼児 White Helmets/Reuters TV-REUTERS <ヘリコプターから毒ガスを仕込んだ樽爆弾を投下する。それも、防空壕や家の入り口近くに。誰がなぜ、隠れていた子供たちまで狙ったのか> シリアの東グータ地区ドウマで化学兵器を使った攻撃が行われ、多数の死者が出ていると人道団体が4月7日夜、明らかにした。 シリア系米国人医療協会(SAMS)とボランティア人命救助部隊のホワイト・ヘルメット(シリア市民防衛団)の共同声明によれば、死者の数は49人。被害の規模については、発表する組織によってばらつきがある。 反政府勢力寄りのグータ医療センター(GMC)によれば死者は75人、負傷者は1000人を超えるという。一方で死者数は数百人に達するとの報告もある。 反政府勢力が公開した動画には、子供を含む十数人の遺体(中には口から泡を吹いてい