トレンドマイクロは、2019年1月1日、サイバー犯罪集団「Magecart」による活動の急増を検出しました。Magecartは、電子商取引(eコマース)サイトに不正なコードを注入し、ユーザが入力した支払い情報を窃取する攻撃で知られている集団です。トレンドマイクロは同集団の監視を続けてきましたが、これまで目立った動きは確認されていませんでした。 今回確認された攻撃では、277のeコマースサイトで、ユーザが入力した情報を窃取する「スキミングコード」(「JS_OBFUS.C」として検出)が読み込まれていました。調査の結果、このスキミングコードは対象のWebサイトに直接注入されていたわけではなく、フランスのオンライン広告企業「Adverline」が提供するJavaScriptライブラリに注入されていたことが判明しました。トレンドマイクロは迅速にAdverlineに連絡し、同社はフランスのコンピュー