節約率とは? 具体例を用いて分かりやすく解説 節約率とは、忘れた知識を再び記憶しようとした場合に、当初と比べて「どれくらい時間を節約できているか?」を表す数値のことだ。この説明だけでは少し理解が難しいため、以下でエビングハウスの忘却曲線から読み取ったデータを活用しながら、分かりやすい例をひとつ紹介していく。 ○エビングハウスの忘却曲線から読み取ったデータ 例えば、ある人物Aが文字の羅列を10分で記憶したとする。この文字の羅列が無意味なものと仮定すると、多くの人は60分も経てば内容を忘れてしまうだろう。 しかし、Aが60分後に同じ文字の羅列を記憶しようとすると、次は5分36秒(5.6分)で覚えられるようになった。このとき、初めて記憶したときと比べて節約できた時間は4分24秒(10分-5.6分)であり、これを割合に変換すると44%(4.4分÷10分×100)になる。 この数値こそが、エビングハ