多くの過程が関与し極めて学際的な研究領域である視覚について、網膜の受容機構から脳の活動と意識の問題まで、幅広く解説する。特にこれまでの日本の書籍にはあまり見られなかった、注意やオブジェクト認知などの視覚の高次過程について、重点的に紹介。心理学、工学、物理学など、視覚に関わるすべての人に向けた新しいテキスト。 著者のページ 推薦のことば はじめに 第1章 視覚系の初期伝達経路 1 外界から網膜へ 2 網膜から脳へ 3 眼球運動 第2章 明るさと色 1 光覚閾と順応 2 空間周波数とコントラスト感度 3 エッジと表面 4 表面材質推定と明るさの恒常性 5 可視光とスペクトル 6 3原色説と反対色説 7 色の恒常性とレティネックス理論 8 色順応 9 カテゴリカル色と色識別性 10 明るさと色の独立性 第3章 奥行きと運動 1 奥行きと視差 2 両眼視差以外の奥行き手がかり 3 視野闘争 4 運