「壊れやすくて粘り強い」というのは、私がインターネットに対して持っているイメージです。 絶対に壊れないことを目指すのではなく、ある程度は部分的に壊れることを前提にしてある、また、ゆるさやいい加減さが逆に全体としての壊れにくさを実現しており、全体としては粘り強くなっている、という意味合いです。 絶対に壊れないシステムを目指して、細かい部分的な障害や不具合を許容しないシステムを設計してしまうと、部分的には壊れなくても、障害のレベルがある一定の閾値を超えた時点で全体として動作不能になる可能性があります。 「部分的に壊れることを許さないもの」を目指してしまうと、できるだけ耐えるけど、耐えきれなくなったら全部一気に崩壊するというモデルになってしまいがちなのです。 今の日本では、インターネットは非常に安く、高速で、いつでも使える社会基盤となりました。 その社会基盤が「壊れる」ことなんて想像できないとい
はじめに こんにちは植木和樹@上越妙高オフィスです。 利用しているEC2を踏み台にした外部への攻撃が行われていると、攻撃先のサーバー管理者からAWS宛に不正利用報告(Abuse)が送られる場合があります。AWSでは報告を受けて、そのサーバー(IPアドレス)の利用者宛に警告メール(Abuse Report)で通知します。 今回、とあるAbuse Reportが届いた際の攻撃手段の調査をメモしたので、主に有用だったlsofとstraceコマンドの使い方についてまとめました。 EC2マネージメントコンソールで状態を確認する まず確認するのはマネージメントコンソールです。AWSから通知のあったIPアドレス(Elastic IP)から、EC2インスタンスを特定します。 次に各種CloudWatchのメトリクスを確認します。外部への攻撃を行われるとNetwork Outが極端に高くなる傾向があります。
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