5月15日、京セラは一般向けの携帯電話事業から撤退する方針を明らかにした。タフネス端末の「TORQUE」をはじめ、多くの機種が出ていたが、なぜ売れなくなったのか。改めて考えてみたい。 手広く携帯電話、スマートフォンを手掛けていた京セラ 京セラといえば、主にauやソフトバンク(旧ウィルコム)向けに端末を供給していたメーカーだ。高い耐久性をもつ「TORQUE」(au向け)のほか、一般向けスマートフォンの「DIGNO」などの自社ブランド製品を多く展開していた。 このほか、中、高年層をターゲットにした「URBANO」(au向け)のAndroidスマートフォンを全機種担当している。また、過去には若い世代をターゲットにした「HONEY BEE」をウィルコム(後にソフトバンク)に提供していた。 HONEY BEEはポップなカラーリングで若い女性を中心に支持を集めた。ターゲットとした層は同社の安価な定額通