株式会社 日経BP 〒105-8308 東京都港区虎ノ門4丁目3番12号 →GoogleMapでみる <最寄り駅> 東京メトロ日比谷線「神谷町駅」4b出口より徒歩5分 東京メトロ南北線 「六本木一丁目駅」泉ガーデン出口より徒歩7分
周知のとおり、9月7日におこった、釣魚諸島/尖閣諸島の近海における中国漁船と海上保安庁の船との「衝突」および海保による漁船の拿捕(だほ)以来、日本では「反日の活発化」や「中国の脅威」などといった言辞がとびかっています。いまや日本のメディアや論壇は、左右を問わず、ほとんど国ぐるみの中国バッシングに傾倒しているといっていいような状態です。 そしてこの風潮が、実社会での排外主義に直結していることもまた、いうまでもありません。各種の右翼団体や市民排外主義団体が、とんでもない差別発言(後述)を街頭にまきちらしながら「日本の領土の危機」を街頭でうったえています。中華学校への脅迫など具体的な迫害もおこっており、とくに神戸では実際に逮捕者がでるほどまでに脅迫が活発化しています(「中華同文学校、脅迫の疑い 芦屋の男逮捕 生田署」神戸新聞10月12日)。 *** ところで、この一連の流れについてなによりまず確
2024年夏 かばんの中身記録 みんな大好きかばんの中身。 当然私も大好きで、人様のブログ記事やSNS投稿を飽きもせず読み込みまくっています。なぜこんなにも見飽きないのか… 自分も以前同じようにかばんの中身の記事を書いたんですが、気づけばもう3年前!去年くらいの気分だった、月日がたつの…
わたし的棚ぼた一万円選書 急に千葉さんに手渡された封筒、開けてみたら1万円札が1枚。何ごとかと思えば、同期の出張を代わったお礼をもらったらしい。 「葵はワンオペで育児してくれたから」と半分わけてくれました。 泡銭の1万円 これはもう、わたし的1万円選書をしろという思し召しなのでは……
馬渕悟のアミ族の婚姻関係についてのエッセイを読んだ。 アミ族とは台湾原住民の一つのことで、古い区分だと高砂族にあたる。馬渕によればアミ族は妻方居住の母系制度だという。これを読んで、台独派の怪電波「台湾人の85%は漢人を詐称した原住民」の中身の一端がわかった気がするのでここで書いておきたい。 人類学では母系/父系だけでなく*1、夫/妻のどちらに居住するかを記述するのが常識である。そうでないと親族内の権力関係が分からなくなるからなのだが、実はもう一つ、近隣他民族との通婚において結構重要なポイントとなる。 前述の怪電波をもう少し引用しよう。 最新の人類学と遺伝子研究によると、戦前からの台湾住民は、漢民族ではなく、越族と原住民との混血民族である。台湾人が台湾原住民の子孫であることは、科学的に立証されているのだ。しかし、台湾政府の人口統計に「原住民」の項目があるが、台湾総人口の約百分の二で、約四十万
番組内では日台戦争だったが、このさいどっちでもいいか。 許世楷の『日本統治下の台湾 : 抵抗と弾圧』を読むと、NHKスペシャル「JAPANデビュー」で取り扱わなかった皇軍の残虐行為がいくらでもあることがわかる。むしろ匪徒厳罰令*1は慣例を明文化しただけである種の法治主義があり、帰順式でだまし討ちをしたり、良民なしと吹いて無差別焼き討ちや裁判をせずに降伏兵(とばっちりを受けただけの無実の人を含む)を現場で斬殺していた桂・乃木時代よりましな話とさえ言えるだろう*2. ところで、後藤新平が台湾の経済を成長させたのだということについて、黄文雄のホラ話を真に受けている人が多いようだが、そもそも清朝時代から穀倉として、阿片が散々蔓延していた時代にすら台湾は輸出黒字地域だった。*3それを官僚は汚職で私腹を肥やすは、日本人商人は詐欺を働きまくっても知らぬ存ぜぬ、さらには1898年までは台湾人は国籍不明であ
NHKは、いまだに「ドイツはナチの負の遺産を清算したが、日本は・・・」という図式で歴史を語ろうとしているようだが、これは神話にすぎない。本書は、欧州の戦後処理がいかに首尾一貫しない中途半端なものだったかを具体的に明らかにしている http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/c773878b2244161a9ad85ddb3f929915 昨日のNHKスペシャル|シリーズ JAPANデビュー 第1回 アジアの“一等国”を腐しているようだったけど、最後の最後にものすごい爆弾が仕掛けてあったのを見逃したらしい。 台湾の戦中エリート層の口から、同化政策の名のもとに進学できるようになった日本人学校で、制度的・非制度的に日本民族化を強制されていた体験が語られるというのが基調の番組であった。 思うに、これまで輝かしき日本統制時代のプラス面としてのみ台湾人や朝鮮人への教育は語られ
NHKスペシャル「アジアの”一等国”」がらみのやりとりを見ていて、佐藤亜紀がイブリン・ウォーを評して言った言葉をふと思い出した。 " 作家イヴリン・ウォーがイヴリン・ウォー自身を裏切ったのだ、と私は考えている。例えば「悪霊」を書いたときドストエフスキーに起こったのと同じことが、ウォーに起こったのだ。設定した状況の可能性を組み付くそうとした結果、ドストエフスキーは一種の詐欺小説を書くはめに陥ったのだし、ウォーはコミカルな会話の多声法をとことんまで推し進めて、自身が考え得る先まで行ってしまった。ただし、それは必ずしも失敗ではない。 佐藤亜紀 検察側の論告 『黒いいたずら』pp125-128" http://amazon.jp/dp/4946515488 NHKが取り組んだ末路については、既に述べた。(参考:台湾人の老兵の言葉 - progressive link).背後に中共がいようがいまいが
台湾における対日世論調査(4/22)(pdf)についての記事が、昨日朝日新聞社に出た。結構興味深いアンケートだったので、日本-台湾関係に興味を持っている人は、できれば調査結果のpdfを直接読むことをお薦めする。 さて、対する産経新聞に今日、【正論】評論家・鳥居民 NHK特番の傲慢さが悲しい (1/3ページ) - MSN産経ニュースという記事がでた。以前台湾人の老兵の言葉で取りあげた、NHKスペシャル”アジアの一等国”についての相当遅い記事の一つだ。”アジアの一等国”については有志によって全文が文字興しされている(夕刻の備忘録 【転載歓迎】NHK「JAPANデビュー」全内容文字起し-Part.1234)*1。 私が傲慢だと主張したい箇所は以下の文である。 しかし、わたしたちは、なぜ台湾の人びとが日本に憎しみを持たないのかと考えることになる。 現在、台湾人は日本の統治時代を声高に非難しない。日
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