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ブックマーク / informatics.cocolog-nifty.com (11)

  • 目くらましとしての朝鮮学校問題 : ニュースな待合室

    ネット界隈では、朝鮮学校への無償化には反対だが、砲撃を理由として無償化を停止するのは、論理が一貫しないという意見が多いようです。自分も、基的にこれと同じ意見です。 題に入る前に、一般的なことを言うと、そもそも、朝鮮学校への支援は憲法違反です。 第八十九条  公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体の使用、便益若しくは維持のため、又は公の支配に属しない慈善、教育若しくは博愛の事業に対し、これを支出し、又はその利用に供してはならない。 政府は、「学校への補助ではなく、生徒個人への補助」ということで、憲法問題を回避しているようですが詭弁です。普通に考えたら、文科省の学習指導要領にしたがっていない学校に、直接、間接に補助するのは違憲であり、朝鮮学校の無償化も許されるべきではないと言うべきでしょう。たしかに、他の外国学校に公金の支出を認めた以上、朝鮮学校への支出も認めざるをえないというの

    neko73
    neko73 2010/11/26
    そういえば政府筋がパチンコ屋を裏金で買ってるなんて話が某所であったなぁ。
  • サンデルの政治哲学と尖閣ビデオ公開問題 : ニュースな待合室

    ○尖閣ビデオ漏洩問題 sengoku38氏による尖閣問題関連ビデオの公開の是非が議論になっています。事実関係に関しては報道されている通りだとすると、以下のような主張の対立と言うことができます。 1. そもそも、非公開とすることが間違っていたのであり、国益にかなう「公開」を行ったsengoku38氏は正しい 2. 公務員が勝手な判断をすることは許されるべきではなく、国家の信頼を失わせるsengoku38氏の行動は間違っている どちらの主張が正しいのでしょうか。 ○ 報道の自由との関係 まず、この問題と報道の自由やネット言論との関係が指摘されていますので、このことについて整理してみることにしましょう。以下の3つのケースで、公開した人が罪に問われるかを考えてみることにします。 1. 公務員が国家機密をジャーナリストを通して公開した 2. 公務員が国家機密を一般人を通してネット公開した 3. 公務

    neko73
    neko73 2010/11/14
    確かに「告発」を行うことはできて良いのだろうけど、イマイチ「公益に資する」と思えないんだよな。
  • NHK記者が捜査情報を伝えて何が悪い? : ニュースな待合室

    NHKの記者が、警視庁の家宅捜索の情報を大相撲関係者に伝えていたことが批判されています。しかし、これに関するニュースを見て、大きな違和感を覚えざるをえません。なぜ、NHK記者が、捜査情報を伝えてはいけないのだろうか?NHK記者を批判する側こそ、何か間違った前提に立っているのではないかという違和感です。 法的に考えたら、NHK記者は警察関係者ではなく、捜査情報を秘匿する義務がありません。捜査情報は、警察関係者→(途中不明)→スポーツ紙の記者→NHKの記者→大相撲関係者(時津風親方)という流れで漏洩したようですが、来、非難されるべきなのは、捜査情報を漏洩させた警察関係者であり、スポーツ紙の記者や、NHKの記者ではないはずです。 では、なぜ、NHKが謝罪しなければいけないのか?端的に言えば「マスコミにはモラルがあるから、行動を自制しないといけない」ということになるのでしょう。しかし、むしろ、こ

    neko73
    neko73 2010/10/11
    マスコミは正義の味方じゃないけど、品位は問われてるかな。
  • 死刑制度と二つの人権 : ニュースな待合室

    死刑制度に対する賛成意見と反対意見の背景には、「人権」に対する異なる二つの見方があります。片方を取れば死刑制度の存続という結論が導かれ、片方を取れば死刑制度の廃止という見方が導かれます。死刑制度に賛成するにしても、反対するにしても、このことを理解することは非常に重要です。 1. 国家によって保障されるものとしての人権 人権というのは形式的には、憲法や法律によって保障されるものです。そして、この意味で人権が保障される範囲は恣意的です。言い換えれば、憲法や法律によって、人権が保障される範囲を決めることができるということです。 この観点からに立ったからと言って、死刑制度は手放しで肯定されるものではありませんが、少なくとも選択肢に入れることはできます。つまり、一定手続きを経た人間を「法の保護の対象外」とし、人権を剥奪する制度として死刑制度を見るということです。これに近い制度としては、古い法律の概念

  • ネットに蔓延する科学教を考える : 情報学ブログ

    この記事は、主に科学のとらえ方、相対的視点の重要性とその限界(相対的視点だけじゃダメということ)について説明する記事です。 ホメオパシーについては「ホメオパシーは魂を救済するか?―宗教と科学の境界線」が最新ですので合わせてお読みいただけると幸いです。 ○この記事を書こうと思った理由 自分は、「科学教」という言葉を好んで使う方ではなかったのですが、最近、少し考えを変えました。きっかけは、先日、以下のようなことを書いたことです。簡単にまとめると以下のような内容です。 ・科学が疑似科学を否定しようとするとき、科学を受け入れている人が分かるように説明することはできるが、そうじゃない人も分かるような説明ができるとは限らない。 ・ただ、否定できない状況であっても、そもそも科学とは何かということを踏まえれば、説得できるかもしれない。疑似科学を説得しようとするとき、こうして科学が置かれた状況を理解すること

    neko73
    neko73 2010/08/25
    B2の人が「バカが勘違いするから控えろ」とAの人を批判してるって見方はないんかな。
  • 「科学はホメオパシーを否定できない」への批判に反論する : 情報学ブログ

    この記事は、「科学はホメオパシーを否定できない」に関連する細かい議論についてのものです。重要なものは元記事に追記しているので、まずはそちらをお読みください。ホメオパシー関連の議論は「ホメオパシーの議論、7つのQ&A」が今のところ一番まとまっています。 先日書いた「科学はホメオパシーを否定できない」はものすごい数のアクセスをいただいたのですが、誤解に満ちたコメントが多かったことに驚きました。ちゃんとした批判だったら嬉しいのですが、批判の方向性が違うのです。自分としては「そうそう、まさにそういうつもりで書いたんですよ」というものが半分以上、残りの多くも誤解していているものコメントが大部分でした。やっぱり、こういう話はネットでは難しいのかなと思ったり、自分の文章の下手さを反省したりしました。 そんなところ、発声練習というブログを運営するnext49さんの、「『情報学ブログ:科学はホメオパシーを否

    neko73
    neko73 2010/08/10
    ニセ科学批判をしている人からすれば、説得できないことは経験的にわかってるのに、わかりきったことをもったいぶって言ってるようにしか見えない、って感じなのかな?
  • 科学はホメオパシーを否定できない : 情報学ブログ

    この記事は、「科学がホメオパシーを否定する」というとき、「科学の立場から否定する」こととと「科学とは何なのかを踏まえて否定する」ことを区別をしないといけないということ。もし、ホメオパシーのコアの信者を説得しようと思うのなら、このことを理解することが重要だということを主張しています。 ホメオパシーについては「ホメオパシーは魂を救済するか?―宗教と科学の境界線」が最新ですので合わせてお読みいただければと思います。 自分はホメオパシーを擁護するつもりは全くないし、正直、そんなものなくなれば良いと思っています。でも、ホメオパシーの間違いを科学の立場から「証明できる」ということは疑問です。むしろ、「ホメオパシーを否定できる」と考える誤解が、ホメオパシーのような疑似科学の問題をより大きなものにしている面もあると思うのです。この記事では、こういう立場から、なぜ科学はホメオパシーを否定できないのかを考えて

    neko73
    neko73 2010/08/08
    仏教には「仮説(けせつ)」という言葉があって、それを信じている人にとって世界は確かにそういうものなのだと受け止めるらしい。幽霊が見える人にはそういう世界の言葉が有効と。
  • 恋愛はダブルバインドだ―ツンデレが受ける理由、そしてモテルための秘訣 : 情報学ブログ

    恋愛必勝テクニックはないと言われるが、それでも踏まえておかなければいけないポイントはあると思う。そして、そうしたポイントの一つが、「相手をダブルバインドに陥らせる」ということだ。 ◎ダブルバインドとは何か ダブルバインドとは何だろうか。たとえば、ある子供が「自分の意見を持ちなさい」と言われて、自分の意見を言ったとする。すると、「自分の意見を持つというのは、そんな簡単なことではない」と怒られる。このように、あるメッセージと、そのメッセージの解釈についてのメッセージ(メタメッセージ)が矛盾しており、矛盾する異なるメッセージの板挟みになっている状況をダブルバインドと言う。 グレゴリー・ベイトソンは、このダブルバインドという造語を考案し、これが統合失調症の原因になるという仮説を立てた。この仮説は、現在では支持されていないが(詳しくは末尾の「補足」を参照)、人間がダブルバインド的状況に置かれると混乱

  • 経済的問題としての、また、文化的問題としての移民問題 : ニュースな待合室

    以前、移民の問題を文化的な観点から批判した記事(「外国人参政権・移民政策と「国のかたち」」)を書いた。その後、移民に関して経済の問題と絡めた議論が盛り上がっているようなので、そのあたりの整理を試みたいと思う。 まず、確認しておかないといけないのは、移民には経済的な問題と、文化的な問題があるということだ。経済的な問題としては賛成だけれど、文化的な問題としては反対というような立場もありえる。もちろん、その場合、最終的には両者を天秤にかけないといけないわけだけれど、議論の途中過程としてはありえるわけだ。 ◎ 経済的な問題 そこでまず、経済の観点から考えたいと思う。 移民推進派の大部分は、雇用側の立場に立つ人で、単純労働者を入れたいだけというのが現状だと思う。これは、普通に考えて労働者、特に低賃金の労働者の利益に反する。これに関しては、Sophieさんの指摘がまとまっているので、そのまま引用してお

  • スキャンダル報道を消費する罪、そしてそれを自覚すること : ニュースな待合室

  • 個人の問題と社会の問題―幼児虐待死の議論を通して : ニュースな待合室

    ◎個人の問題と社会の問題は別 自分は、「個人の問題と社会の問題は分けて考えるべきだ」ということを、このブログで繰り返し主張してきた。個人の問題であることと社会の問題であることは「何対何」というように分離できるものではなく、両立するものなのだ。そして、「両立する」ということを理解した上で議論することは、無駄な論争を避けるために非常に重要である。 さて、最近、幼児虐待死事件が話題だ。母親がドアにテープを貼って子供を外に出られないようにした上で、ホスト遊びをし、餓死させてしまったという事件である。自分もこれだけの話だったら、そのままやり過ごそうと思ったのだけど、ちきりん氏や罪山罰太郎氏が、「社会の問題」であると指摘し、これが非難を浴びるという流れになって、事情が変わってきた。一応、この分野を専門にしていると自称している人間として、一言書いておこうと思う。 俺自身、ネグレクトした母親は悪いと思うし

    neko73
    neko73 2010/08/04
    22で生活の為に風俗はなぁ…客だって同年代ばっかじゃないんだし非常識なのもいるからすげー辛いと思うんだよね。
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