衆議院議員総選挙の投開票が10月22日に行われた。立憲民主党は、公示前の15議席から大きく伸ばし、23日0時を過ぎた時点で49議席を固めた。選挙戦中、各メディアの発表する議席予測でも躍進は噂されていたが、こうした勢いが投票当日まで続いた形だ。 「政治に関心の薄い層に向けて短い言葉でメッセージを発信。いい循環が生まれた」22日深夜に都内ホテルで会見した枝野代表は、「想像以上に多くの国民が、これまでの政治は遠いと感じていたのだと痛感した」と選挙戦を振り返った。議席数の伸びは、「今までの政治とは違う場所に旗を立てて、国民のみなさんと共に歩んでいくことを訴えてご支持を頂いた」と受け止める。 また、会見中は「理念」や「政策」といった言葉を多用した。有権者には同党の政治姿勢が響いたのではないかと話す。 「多くの国民が、永田町の権力ゲームや数合わせが理念や政策より優先されていると受け止めていたところ、こ