成人向けECサイト「FANZA」を運営するデジタルコマース(東京都港区)は9月25日、同サイト内でキャッシュレス決済「PayPay」の対応サービスを拡大したと発表した。新たに「FANZA動画」「FANZAブックス」「FANZA GAMESのPCゲーム」「FANZA同人」でPayPay決済を利用できるようになる。
ソニー・インタラクティブエンタテインメントは「CONCORD(コンコード)」のサービスを9月6日に終了しました。8月23日に発売されたので、約2週間という異例のスピードでのサービス中止となります。 その最大の要因は4480円という販売価格。ライバルである「オーバーウォッチ2」や「VALORANT」が基本無料でプレイできるのに対し、新規ゲームなのに有料買い取り型の販売戦略で挑んだことが失敗だったようです。 また、DEIに配慮したといわれるキャラクターデザインに魅力がなかったことも発売前から不評で、ゲームの寿命を縮めた要因の一つといえそうです。DEIは「Diversity(多様性)」「Equity(公正性)」「Inclusion(包括性)」を意味する言葉で、日本では単に「多様性」と言われることが多いようです。人種や性別などで区別されることなくみんな公平にという考え方で、一見、理想的にも思えるの
SNSでは23年12月の試験提供時から”官製マッチングアプリ”として話題になっていた。マッチングサービスの試験提供と並行して実施していた、婚活イベントやオンラインでの悩み相談サービスなども引き続き提供するという。 関連記事 東京都、婚活マッチングサービス「TOKYOふたりSTORY」提供開始 利用は無料 東京都は、結婚に関心がある人に向けて「AIマッチングシステム」の提供を始めた。価値観を診断するテストを基に、AIが相性の良い相手を紹介する仕組み。 マッチングアプリ、本人確認にマイナカード活用を──デジ庁が事業者に働きかけ ロマンス詐欺対策で 河野太郎デジタル大臣が、恋愛マッチングアプリ事業者に対し、本人確認にマイナンバーカードを用いることで、ロマンス詐欺を抑止するよう働きかける方針を明らかにした。 マッチングアプリの本人確認をマイナンバーカードのICチップで 「ペアーズ」が読み取りに対応
9月2日に「PlayStation 5」(PS5)が値上げされました。標準モデルで約8万円という値付けには驚いた人も多いはず。さらに過去のハードと比べると、PS5の現状のおかしさが分かります。 今回の値上げでは、標準モデルが6万6980円から7万9980円へ、ディスクドライブ非搭載のデジタル・エディションは5万9980円から7万2980円に改訂されました。2020年の発売当時は、それぞれ5万4978円、4万3978円だったため、4年間で2万5000円以上も値上がりしたことになります。 そして値上げはPS5本体だけではありません。周辺機器の多くも同時に価格改定され、例えば専用のコントローラーである「DualSense ワイヤレスコントローラー」は1万1480円になりました。ボクはPS5本体は既に所有していますが、仮にコントローラーが故障した場合、買い替えるのに1万円以上かかるのは正直つらいで
「筆舌に尽くしがたい蛮行の疑いが生じているのは、極めて遺憾」──VTuberグループ「にじさんじ」を運営するANYCOLORは9月2日、所属VTuberが権利侵害行為を受けたとして声明を発表した。 事の発端は、いわゆる“暴露系YouTuber”として知られるコレコレ氏の配信。同氏は9月1日、にじさんじ関係者に違反行為があったと告発するライブ配信を行った。それによると、にじさんじに関連する業務に携わったフリーランスの音楽家が“VTuberの演者とされる人物”の容姿をひそかに撮影。その写真を誹謗(ひぼう)中傷に当たる文言を含む形で、第三者に無断送信していたという。 ANYCOLORが調査を進めたところ、指摘された写真の撮影時期や撮影地、被害者などが判明。さらに「所属VTuberの身体に対する不法な有形力の行使がなされた疑いもある」という。しかも音楽家は、ANYCOLORがこれまで楽曲提供などを
停電が発生したのは、大阪市の福島区と西区、都島区、旭区、城東区、鶴見区、北区、中央区、東成区、守口市の一部。総停電軒数は約24万4600軒に及ぶとしており、15日午前7時43分ごろには送電を再開。現在は全て解消しているという。 関連記事 ホテルやデータセンターで非常用電源発動、開店遅らせるスーパーも 大阪の大規模停電 15日午前4時過ぎに大阪市と大阪府守口市の一部で発生した大規模な停電では、ホテルやデータセンターで非常用電源を発動するなどの影響が出た。営業時間を遅らせるスーパーマーケットもあった。 チョコザップ、アプリ障害で「ジムから出られない」 無料キャンペーン最終日に 「chocoZAP」の専用アプリが約40分間利用できなくなる障害が発生。「ジムから出られない」の声も。 911につながらない──米国で起きた緊急通報のシステム障害 窮地を救ったのは“170年前のテクノロジー” 米マサチュ
KADOKAWAは8月14日、大規模サイバー攻撃による業績影響を発表した。サイバー攻撃を受けた影響で「ニコニコ」関連サービスのクリエイター補償費用や調査・復旧費用などが発生。これにより25年3月期第1四半期連結累計期間で特別損失20億円を計上した。 KADOKAWAを巡っては、6月にハッカー集団からサイバー攻撃を受け、さまざまなサービスが提供休止になるなどの影響が生じた。出版事業については、被害拡大を防ぐため関連サーバをシャットダウンしたことで出版製造・物流システムが停止に。本の出荷は8月中旬に平常通りに戻ると見通していた。 KADOKAWAはサイバー攻撃により「国内紙書籍事業の生産高・出荷部数が減少したことや、ニコニコファミリーのサービス全般が停止したことなどの影響が生じた」と説明。このため、2025年3月期第1四半期連結累計期間で、営業売上で26億円、営業利益で19億円の減少影響が発生
クレジットカードの決済手段を巡っては、DMM.comが2022年7月にMastercardの利用停止にしたのを皮切りに、突然一時利用停止にする動きが増えている。直近では、動画配信サービス「U-NEXT」が成人向け動画コンテンツ「H-NEXT」でのVisa/Mastercardカード決済の利用を一時停止にしていた。 虎の穴でも、クリエイター支援サービス「ファンティア」などでのVisa/Mastercardカード決済を5月から一時停止している。 関連記事 U-NEXTにも海外クレカ規制の波 成人向け「H-NEXT」、Visa/Master決済を一時停止に 動画配信サービス「U-NEXT」を提供するU-NEXT社は、Visa/Masterブランドのクレジットカード利用者への成人向け動画コンテンツの配信を一時停止した。 「ファンティア」、Visa・Mastercardの利用を突如一時停止 「とらコ
スターバックス コーヒー ジャパンは7月8日、過去10年近くにわたって一部商品を本来の価格より高額で販売していたとして、差額を返金すると発表した。システムの設定不備により、金額計算に誤りが生じていたという。 対象商品はコーヒー豆164種。誤設定があったのは2014年9月12日から24年1月31日にかけて。1商品当たり1円から65円高く請求しており、計5896件の過剰請求があったという。誤差の総額は12万4033円。 通常より高い金額で購入した顧客には、差額を返金する。プリペイドカード「スターバックスカード」で支払った人(3748件)に対しては、カードに差額をチャージ。それ以外の決済方法で支払った人(2148件)については、問い合わせ窓口から返金の申し込みを受け付ける。レシートの内容、もしくは購入店舗や時期を尋ね、販売データと照合できた場合に、現金書留で返金するという。
KADOKAWAは6月28日、8日に受けたサイバー攻撃を巡り、情報の漏えいを確認したと発表した。 楽曲収益化サービスを利用している一部クリエイターの個人情報、一部の元従業員が運営する会社の情報、取引先との契約書・見積書、契約社員や派遣社員、アルバイト、一部の退職者を含むドワンゴ全従業員の個人情報、ドワンゴ関係会社に勤める一部従業員の個人情報、社内向け文書が漏えいしたという。なお、クレジットカード情報については、KADOKAWAやドワンゴで保有していないため漏えいしていないとしている。 情報が漏えいしたクリエイターや関係者には個別に通知する。同社は漏えいした個人情報を悪用したフィッシングメールなどが送信される可能性もあるとして、注意を呼び掛けている。 KADOKAWAは漏えいを確認した経路について「サイバー攻撃を行ったとする組織が、当社グループが保有する情報を流出させたと主張している。当社グ
2024年6月8日に「ニコニコ」関連のサービスで発生したインシデントに注目が集まっています。現時点では「正確な復旧時期は被害状況の調査結果次第となりますが、1カ月以上かかる見込みで、再開できるサービスから順次再開していく予定」とあるように、大変な状況にあることが分かります。 報告では、このサービス停止の原因について「ランサムウェアを含むサイバー攻撃を受け、相当数の仮想マシンが暗号化され、利用不能になりました」と述べられており、日本においてもここまでの被害が発生することに、何ともいえない気持ちになります。 同インシデントは親会社であるKADOKAWAの株価低下も招いており、想定以上の被害が生まれています。まずは復旧に向けて動いている担当者を応援するとともに、対応が完了した後に事故対応レポートが公開され、それが多くの企業の役に立つことを期待したいと思います。 12分の動画で明らかになったニコニ
ドワンゴは6月14日、サイバー攻撃を受けサービスを停止している「ニコニコ動画」の代替サービス「ニコニコ動画(Re:仮)」(にこにこどうが りかり)を公開した。同社の開発チームが3日で制作したという。 ニコニコ動画に投稿された動画のうち、2007年ごろに人気を集めた動画の一部が視聴可能。コメントもできる。動画のラインアップは定期的に入れ替わる。ログインにアカウントは不要だ。「ニコニコ動画が復旧するまでの仮設バージョンになるが、どうぞお楽しみください」(鈴木圭一CTO) 関連記事 ニコニコ、復旧まで1カ月以上かかる見通し ランサムウェアを含む大規模なサイバー攻撃だった ドワンゴは6月14日、ニコニコのサービス全般が利用できない状況になっている障害について、「ランサムウェアを含む大規模なサイバー攻撃によるものであることが確認された」と明らかにした。今後は段階的な復旧を目指すが、1カ月以上かかる見
「正直、たくさん悩みました」――人気声優の梶裕貴さんが、自身の声で自由にしゃべらせることができる音声合成ソフト「CeVIO AI 梵そよぎ(そよぎそよぎ) トークボイス」を製品化すると発表した。5月29日午後9時から、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で受注をスタートする。 ここ最近、AIを使って人気声優の声などを無断で再現したコンテンツが問題になっており(関連記事)、梶さんも頭を悩ませてきたという。だが「AIと敵対するのではなく、共存すべき」と結論づけ、「あえて私の声を持つ『梵そよぎ』を解禁することで、"正しい音声AIの在り方"を証明できるのではないか」と考えて開発を決断したという。 CeVIO AIは、ソニー・ミュージックエンターテインメントや名古屋工業大学発ベンチャーのテクノスピーチなど、複数の企業が参加する音声合成AIプロジェクト。 「CeVIO AI 梵そよぎ」は、
スクウェア・エニックスは5月27日、ドラゴンクエスト宣伝担当の公式Xで、「ドラゴンクエストIII」のリメイク版とみられるティーザー動画を公開した。 タイトル名は書かれていないが、「勇者ロトの伝説が もうすぐはじまりそうだ」とのテキストに、ドラクエのロゴとロトの紋章が描かれる動画が添えられており、2021年に発表された「ドラクエ3」のリメイク版がもうすぐリリースされると読める。 画像には「HD-2D」のロゴが入っており、対応プラットフォームはNintendo Switch、PlayStation 5、Xbox Series X|S、Steam(Windows)。 ドラクエ3のリメイク版は2021年5月に発表。昔ながらのドット絵に現在の3D CGで使用する画面効果を加えた「HD-2D」と呼ぶグラフィックの手法で開発されることが発表され、デモ動画が公開されたが、その後は追加情報がほとんど公開され
ニコニコを運営するドワンゴは5月27日、「広告ブロックツール」(AdBlock)と呼ばれる広告を非表示にするツールにより、年間1億円以上の損失が発生しているとして、使用者に無効化などを呼び掛けた。クリエイターへの還元にも影響が出ているという。 ニコニコによると、一部ユーザーが広告ブロックツールを使用していること、そして使用者に一部機能や表示などに意図しない不具合が発生し、正常にサービスを利用できない場合があることを確認しているという。広告ブロックツールへの対策も検討中だ。 一方、ニコニコは本来表示されるはずの広告による収益がなくなることで、サービス開発や運営に影響が出ているという。損失は年間1億円以上で、「クリエイター奨励プログラムの奨励金を適切に分配できない状態にある」として、ツールの利用者に無効化またはホワイトリストにニコニコのドメイン(nicovideo.jp)を登録するように求めた
このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。通常は新規性の高い科学論文を解説しているが、ここでは番外編として“ちょっと昔”に発表された個性的な科学論文を取り上げる。 X: @shiropen2 米USC Keck School of Medicineや米UCSDなどに所属する研究者らが2018年に発表した論文「Association of Digital Media Use With Subsequent Symptoms of Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder Among Adolescents」は、デジタルメディア(ソーシャルメディア、動画ストリーミング、テキストメッセージなど)の使用頻度と、ADHD(注意欠陥・多動性障害)の症
米Appleのティム・クックCEOが5月7日にXで公表した、新型「iPad Pro」のプロモーションビデオが、日本のユーザーから批判を浴びている。 動画は、楽器や画材、カメラなどが、巨大なプレス機に挟まれてぐちゃぐちゃに圧砕され、iPad Proに全機能が集約される様子を描いている。 iPad Proの薄さや、さまざまなクリエイティブツールを代替できることをアピールする狙いだったとみられるが、モノを大切にする文化が強い日本のユーザーから、不快感や失望の声が続々と出ているようだ。 動画では、巨大なプレス機の間にピアノやトランペット、レコード、絵の具、デッサン人形、ギター、ゲーム機、カメラ、本などさまざまなクリエイティブツールが並べられている。 メトロノームやレコードが動き始め、クリエイティブツールの全体像が映るとすぐに、上部の金属板が下に降りてきてツールを次々に破砕。メトロノームやトランペッ
文化庁の「AIと著作権に関する考え方」、個人からのパブコメ新たに公開 今回も1000ページ超(1/2 ページ) 文化庁は4月16日までに、生成AIと著作権に関する考え方をまとめた資料「AIと著作権に関する考え方(素案)」を巡って募ったパブリックコメントの結果を一部公開した。パブリックコメントは1月末から2月半ばにかけて募ったもので、同庁は個人からの意見について、順次全文を公表する方針。3月にも個人からの意見を一部公開しており、今回で2度目の公開となる。 パブリックコメントは計2万4938件が集まったという。今回は、その個人から募った一部を1089ページにわたって公開(前回は1129ページ)。いずれも必要なマスキングをした上での公表という。法人・団体から募った意見はすでに別途公開している。 文化庁が同資料の最終版を公開したのは3月15日。パブリックコメントの意見や、有識者の意見などをまとめた
クレジットカードブランドからの要請に応じる形で、一部の語句について表現の変更を告知した「DLsite」だが、3月27日に変更後の語句を一部修正することが判明した。 表記の再変更はクリエイター向けに案内したもので、変更後に「ひよこババア」としていた「ロリババア」という表記を「つるぺたババア」に置き換える。加えて「獣姦」についても「動物なかよし」から「畜えち」に変えるとしている。 DLsiteは、案内において「ジャンルタグ表現の変更となりますので、サービス外に対しては影響が少ない事を想定しておりましたが、みなさまより多くお寄せいただいたご意見を踏まえたもの」と説明している。 この表現変更は26日に、同サービスのサークル登録者向けに告知されたもの。クレジットカードブランドからの要請を受け、対策として「一部語句の伏字化対応」と「特定語句を含むタグに関しての新規表現への置き換え」を行うとしていた。
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