福岡県太宰府市の私立筑紫台高校(隈本豊校長、生徒数1592人)の1年生の男子生徒(15)が、21日朝に体育館で自殺を図ったことが23日、分かった。生徒は意識不明の重体。学校によると、生徒は「部活がつらい。やめたい」と母親の携帯電話にメールを送っていた。記者会見した隈本校長は「部内でいじめがあった可能性もあるとみて調べている」と述べた。 学校や県私学振興課によると、21日午前9時過ぎ、体育館裏の廊下で、生徒がロープで首をつっているのを、同じ部の部員が見つけ、救急車で病院に運ばれた。学校は17日が終業式だったが、生徒は部活で登校していた。 隈本校長はその後、母親の携帯電話に着信した「つらい」「(部活動を)やめたい」など、生徒が送ったメールを見たが、「いじめが原因で死ぬ」などという内容は確認していないという。部員に事情を聴いているが、「いじめた」という部員はいないという。 生徒はおとなしい性格で