27日夜、埼玉県ふじみ野市の住宅で散弾銃を持った66歳の容疑者が医師を人質にとって立てこもった事件。医師は撃たれて、心肺停止の状態で病院に運ばれましたが死亡しました。 亡くなった鈴木純一医師は、およそ10年前から埼玉県富士見市などで、高齢者を中心に訪問診療を行い、自宅療養を余儀なくされたコロナ患者の診療も行っていました。患者からは、「先生に助けられた人はたくさんいる。本当に悔しい」などと、死を悼む声が聞かれました。 自宅療養のコロナ患者の診療も 亡くなった地元のクリニックの医師、鈴木純一さん(44)。鈴木医師は、内科などが専門でおよそ10年前から埼玉県内で在宅医療に取り組んでいました。 NHKは去年9月、デルタ株の感染拡大で患者が急増したため、入院できずに自宅で療養するコロナ患者の自宅を訪問して診療する様子を取材しました。