広い店内にステージとダンスフロアがあり、生バンドによる演奏とダンサーによるショータイムを、席につくホステスと飲みながら楽しめる、“大人の社交場”であった「キャバレー」。スナックより豪華で広々としており、クラブほど料金は高くなく敷居が低い。どこか怪しげな雰囲気と、華やかで豪華なイメージのエンターテイメント空間は、高度経済成長期である昭和30年代から40年代にかけてもっとも増え、東京だけでも数百店舗あったとされている。 しかし、オイルショック、バブル崩壊という景気の悪化、ディスコやキャバクラなど新しい業態の発生、従業員の高齢化、建物の老朽化など様々な要因により数は減ってしまう。現在では数えるほどとなった現存する店舗も、ダンスフロアは客席に代わり、生演奏はカラオケになるなど、かつてとは姿を変えながら生き残っている状態だ。ここからは、昭和のきらびやかな世界が大好きな私がこれまでに訪れた、日本各地の
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