要点 腹を旋回の内側に向けるように体を傾け、翼を打ち上げて旋回するという、ペンギンの羽ばたき旋回遊泳のメカニズムを解明。 長崎ペンギン水族館で、羽ばたいて旋回遊泳するジェンツーペンギンを最大14台の水中ビデオカメラで同時撮影した画像から、翼と体の運動および流体力を解析。 ペンギンが水中遊泳に適応進化したプロセスの理解への貢献と、俊敏なペンギン模倣型遊泳ロボットへの応用に期待。 概要 東京工業大学 工学院 機械系の原田夏輝大学院生(研究当時、修士課程学生)と田中博人准教授は、ペンギンの旋回遊泳を水族館で多数の水中ビデオカメラを用いて撮影した動画から、運動と流体力を解析して、ペンギンが翼を羽ばたかせて旋回する遊泳メカニズムを明らかにした。 ペンギンは羽ばたいて旋回するとき、翼の打ち上げ[用語1]の前から腹が旋回内側に向くように体を傾け(バンク)、打ち上げ時に内側の翼を外側の翼よりも高く打ち上げ
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