2009年08月24日 抗うつ薬による成人の自殺傾向、若年者で上昇、高齢者で低下。 米国食品医薬品局(FDA)に提出された、成人の精神疾患を対象に抗うつ薬とプラセボを比較したランダム化比較試験295件(77,207人)のデータを集計して総合評価を行ったところ、プラセボ群と比べた場合の抗うつ薬服用群の自殺傾向(自殺企図と自殺念慮を含む)のリスクは、18−24歳で1.62倍、25−64歳では0.79倍、65歳以上では0.37倍と、年齢により大きく異なった。論文はBritish Medical Journalのサイトに2009年8月11日掲載された。 自殺念慮を除いて自殺企図(完遂、未遂、未遂を伴わない準備)のみに限定すると、プラセボ群と比べた場合の抗うつ薬服用群のリスクは、18−24歳で2.30倍と有意に高く、25−64歳では1.03倍、65歳以上では0.06倍と有意に低かった。つまり、抗う