2021年に京都競馬場主催の「アイドルホースオーディション」で1位に輝き、現役引退後は福島競馬場の誘導馬を務めていたヨシオが、腸捻転のため11日に亡くなった。このほど、同競馬場が公式LINEを通じて発表。11歳だった。 ヨシオは父ヨハネスブルグ、母フローラルホーム、母の父ケイムホームという血統。15年のブリーズアップセールで486万円で購入され、現役通算78戦6勝という成績を残した。 15年7月のデビュー以降、勝利を重ねてオープン馬にのぼり詰めた。20年のジャニュアリーSでオープン勝ちしたほか、18年には盛岡・マーキュリーCで4番人気2着、佐賀・サマーチャンピオンでは1番人気3着など、交流重賞でも存在感を示した。 20年にはジャパンCに出走後、連闘で翌週のチャンピオンズCにも挑んだことでも話題に。21年には障害にもチャレンジするなど、芝、ダート、平地、障害、中央、地方とカテゴリーやフィール
JRAは18日、松田大作(45=栗東・フリー)から騎手免許の取消申請があり、17日付で騎手免許を取り消したと発表した。97年3月にデビューし、JRA通算500勝(うち重賞4勝)をマークしている。 ▼松田 今まで27年間、騎手として仕事をさせていただき、本当にありがとうございました。支えてくださった関係者の皆さま、ファンの皆さま、本当に感謝しています。突然となりましたが自分の中では何年も前から考えていたことで、騎乗馬を思うように動かせなくなってきたことや思うような結果を出せなくなってきたこと、年齢を重ねて体重の調整が難しくなってきたこと、また、シンプルに騎乗依頼が減ってきたことでメンタルを維持できなくなり、引退を決意しました。27年間、本当にありがとうございました。 ◇松田 大作(まつだ・だいさく)1978年(昭53)9月13日生まれ、鹿児島県出身の45歳。97年、栗東・崎山厩舎所属で騎手デ
JRAは30日、熊沢重文騎手(栗東・フリー)から騎手免許の取消申請があり、11月11日(土)付けで騎手免許を取り消すことを発表した。 熊沢騎手は1986年にデビュー。ステイゴールドの主戦を務めていたことでも知られ、長きにわたって平地・障害の双方で活躍してきた。平地では88年オークスや05年阪神JFを制したほか、91年の有馬記念を14番人気のダイユウサクで勝利。障害では12年中山大障害を勝利したほか、障害競走における歴代最多勝利記録を保持している。 先週末時点でJRA通算1051勝(うち重賞33勝)。55歳を迎えた今年も、3月5日の阪神4R・4歳上障害未勝利でセルリアンルネッタに騎乗して白星を挙げていた。 引退式は11月11日(土)の16時40分ごろから、京都競馬場のウイナーズサークルにて実施。また、同競馬場のゴールサイド2階22番柱付近にて、引退パネル展示も同日より行われる。 (JRAのホ
G1を3勝した白毛のアイドルホース、ソダシ(牝5歳、栗東・須貝尚介厩舎、父クロフネ)が現役を引退することが10月1日、分かった。須貝調教師が明らかにした。今後は北海道のノーザンファームで繁殖牝馬になる予定。 同馬は6月4日の安田記念で7着に敗れた後、脚部不安を発症。北海道苫小牧市のノーザンファーム空港で休養していた。通算成績は16戦7勝。総獲得賞金は6億2923万4000円。重賞6勝。G1は2020年阪神JF、2021年桜花賞、2022年ヴィクトリアマイルの3勝。 須貝調教師「きょう、ちょうど妹のママコチャがG1を勝ったことで、金子オーナーから『ちょうどいいタイミングでバトンを渡せるのではないか』とお話がありました。ソダシは本当にファンの皆さまに愛されてきたと思います。白毛馬として、次々と歴史的快挙を成し遂げてくれました。世界的にも注目される存在になり、本当に頑張ってくれたと思います。妹の
9月14日(木)に園田競馬場で行われるゴールデンジョッキーカップの出場騎手が23日に発表された。 この競走は中央競馬および地方競馬において2000勝以上を挙げた名手による騎手対抗戦。1988年より実施されており、今年で30回目を数える。 出場騎手は以下の通り(敬称略)。 武豊(JRA栗東) 横山典弘(JRA美浦) 戸崎圭太(JRA美浦) 御神本訓史(大井) 吉原寛人(金沢) 岡部誠(名古屋) 赤岡修次(高知) 宮川実(高知) 山口勲(佐賀) 下原理(兵庫) 田中学(兵庫) 吉村智洋(兵庫) なお、JRA所属の3名はオリジナル勝負服を着用。戸崎圭太騎手は地方所属時に着用していた「青、胴赤星散らし」、武豊騎手はスペシャルウィークでお馴染みの「紫、白鋸歯形」、横山典弘騎手はメジロ牧場と同じ「白、緑一本輪、袖緑縦縞」の柄となった。 騎乗馬は抽選により決定し8R、9R、11Rの3競走で着順によるポイ
引退馬の里親制度を作りたい 現在サラブレッドの生産頭数は、年間約7000頭と言われている。競走馬を引退した後は、一部が種牡馬や繁殖牝馬となり、その他は乗馬という名目で競走馬登録を抹消される。しかし、乗馬というのはあくまで名目上であり、本当の意味での乗馬となれるのは、ほんの一握り。その他の馬たちは、肥育場に送られて屠殺される運命にある。 種牡馬や繁殖牝馬の場合も安泰ではなく、人間に利益をもたらさなくなった馬は廃用となって、屠殺の路を辿る馬も少なくない。競走馬として、種牡馬として、繁殖牝馬として、乗馬として人のために働き続け、利益を生み出さない存在になった途端に、経済動物の名のもとに闇に葬っていく。これが現実なのだ。 この現実を少しずつでも良い方向に、馬たちが安らかに暮らせる道を…その考えのもとに、活動しているのが認定NPO法人『引退馬協会』だ。 前身である「イグレット軽種馬フォスターペアレン
日本生産馬アルバートドックが、「イタリアでリーディングサイアーを獲得」という喜ばしいニュースが入ってきた一方で、イタリア競馬の実態はとても苦しいそう。 ダービーがGIIに格付けされてしまったことにはじまり、賞金の支払い遅れなどの問題についてミルコ騎手は「心配になる」と話します。 日本競馬とイタリア競馬の違いや、イタリアで競馬が衰退してしまった理由についてミルコ騎手の見解を伺いました。 (取材・構成=森カオル) Q「2016年の小倉大賞典と七夕賞を勝ったアルバートドックが、2022年のイタリアのリーディングサイアーになったというニュースを見て、なんだかうれしくなりました。財政難が叫ばれて久しいイタリア競馬ですが、多少は盛り返しているのでしょうか? アルバートドックには、種牡馬としてもっともっと活躍してほしいです!」(雨のち晴れさん) ミルコ アルバートドックには乗ったことはないけど、何度も同
◇G1・大阪杯(2023年4月2日 阪神芝2000メートル) 春の古馬中距離王決定戦で、武豊がジャックドール(牡5=藤岡)を初のG1制覇に導き、異次元の金字塔を打ち立てた。 54歳19日で大阪杯を迎えた武豊は、岡部幸雄が保持していた騎手のJRA・G1最年長勝利記録(53歳11カ月27日、02年天皇賞・秋=シンボリクリスエス)を塗り替えた。 35年前の88年、武豊は菊花賞をスーパークリークで制し、19歳7カ月23日という史上最年少のG1勝利記録も持つ。最年少と最年長記録のダブル保持という偉業にネットには驚愕と賛辞の声があふれた。 「凄すぎる」「まさに生ける伝説」「どっちも保持してる武豊、ナニモンだよマジで」「最年少記録と、最年長記録を保持してるアスリートなんて聞いた事ない!」「最初に大レース勝った時(スーパークリークで菊花賞)はまだ昭和だったんですよね…」などの声が上がり、武豊を称えていた。
5日、イギリスのニューマーケット競馬場でクラシック第1冠目の英2000ギニー(G1・芝1600m)が行われ、D.オブライエン騎手騎乗、ノーザンファーム生まれのディープインパクト産駒サクソンウォリアー(牡3、愛・A.オブライエン厩舎)が中団追走から鋭く抜け出し、後続の追撃も抑え1.1/2馬身差で勝利、無傷4連勝でG1・2勝目、日本産馬初の英国クラシック制覇の偉業を達成した。勝ちタイムは1:36.55(稍重)。 2着はD.プロバート騎手騎乗のティップトゥーウィン、3着はW.ビュイック騎手騎乗の1番人気マサー。人気の一角だったS.ヘファーナン騎手騎乗のグスタフクリムトは6着だった。 サクソンウォリアーは父ディープインパクト、母は欧州2歳牝馬チャンピオンのメイビー、その父Galileoという血統。2歳時に無敗の3連勝でG1・レーシングポストTを制し、このレースが今年初戦だった。今後はブックメーカー
地震特有の音に、馬は耳を立て動かなかった アドマイヤチャンプ(セン18)が、ホーストラスト北海道にやって来たのは、2013年6月4日。 「(タイキ)マーシャルがまだ生きている時にチャンプがウチに来ると決まって、兄弟が揃うねとスタッフと話をしていたのですけどね」(ホーストラスト北海道・酒井政明さん) しかしタイキマーシャルは弟の到着を待たずに、21歳で天国へと旅立ち、その1か月半後に、チャンプはホーストラストの一員になった。 「目がクリクリしたところがマーシャルに似ていますね」(酒井さん) 年齢の割には愛くるしいチャンプは、北海道に来るおよそ2年前、東日本大震災で津波にのまれながら、九死に一生を得ていた。 アドマイヤチャンプは、1997年3月22日に北海道のノーザンファームで誕生した。姉にシンコウラブリイ、兄は前述したタイキマーシャル、妹にハッピーパスと重賞勝ち馬が名を連ねている名門出身。チ
現地時間21日、仏・ドーヴィル競馬場で行われたモルニ賞(2歳牡牝、仏G1・芝1200m、7頭)は、L.デットーリ騎手騎乗の1番人気ダビルシム Dabirsim(牡2、仏・C.フェルランド厩舎)が、重賞2勝馬ファミリーワン Family Oneに3馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分10秒00(良)。 勝ったダビルシムは、父ハットトリック、母Rumored(その父ロイヤルアカデミーII)という血統の仏国産馬。6月11日のフランスでのデビュー戦を10馬身差で圧勝後、3連勝で前走のカブール賞(仏G3・芝1200m)を勝利してここに臨んでいた。通算成績4戦4勝(重賞2勝)。 同馬の父ハットトリック(父サンデーサイレンス)は日本で出走し、栗東・角居勝彦調教師の管理の下05年香港マイル(香G1)、05年マイルCS(GI)を勝利。通算21戦8勝(重賞4勝)の成績を残した。 07年に引退し、08年から
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