新日本プロレスは先月30日、オフィシャルサイト上で、海野翔太、成田蓮、辻陽太の3人を「令和闘魂三銃士」と命名することを発表した。3選手は即座に反発、ネット上でもファンの否定的意見が噴出したわけだが、そもそも「闘魂三銃士」とは何なのか?橋本真也、武藤敬司、蝶野正洋の3人を指す言葉であることは知っていても、成り立ちや歴史については知らない人も多いと思う。そこで、改めて「闘魂三銃士」について解説したい。 プエルトリコで結成「闘魂三銃士」が結成されたのは1988年7月2日、プエルトリコの首都サンファンであった。橋本と蝶野が武藤の遠征先を訪問して会談を持ったのである。結成に動いたのは橋本で、米国滞在中のアントニオ猪木から「お前らの好きなようにやってみろ」と背中を押されて、同期の2人に声を掛けたのだ。目的は、新日本プロレスのトップにいる長州力や藤波辰巳(現・辰爾)に対抗していくこと。三者会談の様子は全