2024年にスタートアップが調達した資金の総額は7793億円(デット除く)と昨年同時期に集計した2023年の調達額に対し3%増と横ばい。他方、下半期には50億円以上の大型案件が多くみられたため、一社あたりの平均調達額が拡大。注目すべきは、海外の有力VCの投資が活発化したことだ。Khosla VenturesやNew Enterprise Associates(NEA)など、世界トップクラスのVCが日本市場に関心を示している。 一方、投資環境は変化の兆しを見せており、ファンド設立額は前年から大きく減少。ただし、事業会社の関与は形を変えながら継続しており、M&Aも活発化している。 本稿ではスピーダが国内スタートアップの資金調達動向をまとめた『Japan Startup Finance』の最新版・2024年レポートのエッセンスをまとめた。2月13日(木)には、オンラインでの解説セミナーも実施する
