桜井市は26日、今秋史跡に指定される纒向(まきむく)遺跡を保存するため、遺跡内にある私有地約360平方メートルを約2180万円で買収すると発表した。私有地が転売される可能性があり、市が地権者と協議して買収を決めた。遺跡内の私有地買収は初めて。市は買収費などを盛り込んだ補正予算案を9月定例市議会に提案する。 私有地は、JR巻向駅北西側にあるスーパー跡地。買収に向けた測量費などを加えた予算総額は2345万円で、8割は国の補助金を受ける。 史跡指定を受ける遺跡の土地は約1万3600平方メートル。このうち約6500平方メートルが私有地で、松井正剛市長は「今後も公有化を進めていきたい」としている。 松井市長は、市有地となっている史跡指定予定の旧纒向小学校跡地に、遺跡を紹介する施設を整備する意向も明らかにした。
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