そうそう、この前BOOKSルーエで、「なんか最近の新刊で、空犬さんが買わなきゃいけない文庫があったよ-」と、こんな本をすすめられたのでした。 吉田健一『東京の昔』(ちくま学芸文庫) 「東京」について書かれた本、それも文庫のかたちのものが好きなのです。別に、網羅的にコレクションしているわけではないのですが、目につくものはだいたい買ってたりします。 この「東京本」好きを含め、本の趣味がわかりやすいせいでしょうか、知り合いの書店員さんから、「空犬さんが好きそうな本が出ましたよ」なんて教えられることがしばしばあります。持つべき者は書店員の友人ですよ、ほんと。見逃していた新刊に気づかされることもあれば、なんだかよくわからないものを買わされてしまうこともないわけではないんですけどね(笑)。 「これ、空犬さんの言う『東京本』なのかどうかわからないけど……」と花本氏。ばっちり、空犬好みの「東京本」ですよ。