遠い記憶の彼方の話になります。横浜港で開催された「YES’89・横浜博覧会」に、家族で訪れたことがあります。おぼろげなのですが、仮設の駅からディーゼルのレトロ車両に乗って、鉄橋や高架橋を走っていきました。その鉄道は横浜博覧会用の輸送列車で、1986年に廃止となって間もない横浜港の臨港線を使用したものでした。走っていた車両は三陸鉄道へ譲渡され、ミャンマーへ渡ったのち、いまはどうなっているか存じません。横浜博覧会後の臨港線廃線跡は1997年に「汽車道」として整備され、現在は手軽に散策できます。今年4月にはヨコハマエアキャビンというロープウェイも開業し、ゴンドラからドローンと同じような高さで汽車道を観察することができます。 桜木町駅は1915年(大正4)に改称された駅です。それ以前は1872年(明治4)10月14日に本開業した横浜駅であり、日本初の鉄道の駅のひとつでした。日本の鉄道の出発点ですね
科学的には、グルタミン酸ナトリウムを常識的に食べる量であれば安全とされています(食品安全委員会の資料「食べ物の基礎知識」参照)。 味覚障害を引き起こすとの説も、後述しますが根拠はあやふや。あり得ない、という見方が科学者の大勢です。なのに、消費者の中には嫌う人が多い。その現象は世界で見られ、アメリカでもno-MSGとパッケージに大きく書いた食品が売られています。どうして誤解されているのでしょうか? 味の素社がこの問題と正面から向き合い、世界へ正しい情報発信をしようと9月20、21日、ニューヨーク・マンハッタンのホテルでフォーラムを開きました。 シェフや栄養士、メディア関係者、それに世界各国の味の素現地法人から社員や協力者、オピニオンリーダーなど約200人が集まり、講演やパネルディスカッションが行われました。 日本企業が海外で開くこの手のイベントは、日本国内で「海外で開催しました」と言って箔を
『赤星直忠考古学研究資料』とは— 『赤星直忠考古学研究資料』は、大正から昭和にかけて、神奈川県の三浦半島を中心に考古学・歴史学・民俗学等の調査を重ね、県域における文化財保護の黎明期を築いた赤星直忠(あかほし・なおただ)氏のフィールドノートです。 1922〜1952年に記されたもので、全6冊からなります。内容は多岐にわたりますが、赤星氏が実施した調査の概要や写真、スケッチ等が含まれています。中には、今日では失われてしまった文化財に関する情報等も見られます。 文化財に関する情報としてはもちろん、赤星氏が活躍した時代を物語る資料としての価値もあわせ持つ、大変貴重な資料です。現在は、赤星直忠博士文化財資料館が所蔵しています。 赤星氏による膨大な調査記録の大部分は、生前、神奈川県立埋蔵文化財センター(現在は神奈川県教育委員会生涯学習部文化遺産課)へ寄贈され、「赤星ノート」として広く知られています。
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