東京ナゼココ立ち食いそば手軽に食べられ、忙しいときにありがたい立ち食いそば。そのお店のほとんどは、人の行き来が多い駅前や繁華街などに多い。ところが探してみると、実は意外な場所にポツンとお店があったりもする。どうしてここに……? な立ち食いそば店をソバット団・本橋隆司が訪ねます。 2023年の12月に練馬区の富士見台駅近くにオープンした立ち食いそば店『盛盛(もりもり)』が、早くも人気店となっている。意外なところで意外な人気になった事情を探ってみた。
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やがて、思い出になってゆくライター・吉玉サキが、訪れた場所やそこで出会った人、感じたこと、考えたことを綴るエッセイ。 ようやく書けそうな心境になったので書くが、昨年(2023年)の春、ある友人が癌で亡くなった。 その友人・祐樹(仮名)は2歳年上で、私が17歳のとき、全身全霊で惚れた相手だ。当時は祐樹のことが好きで好きで感情がおかしくなり、恋心を通り越して彼のことを神格化していた。彼は特別な存在で、それに気づけた私もまた、彼のそばにいていい存在なのだと思い込んでいた。「こんなに好きになることは二度とない」とJ-POPの歌詞のようなことを思ったが、実際、その後はゆるやかに信頼関係を築くような恋愛が多く、あれほどまでに恋に狂ったのは祐樹が最初で最後だ(今のところ)。 とは言え、それは20年以上前の話だ。喉元過ぎれば熱さを忘れるというが、祐樹に恋していた事実は覚えているものの、当時の感情はもう鮮明
街の昭和を旅する文筆家・フリート横田が、古老の話や回想録、手記をもとに紐解いてきた昭和の街、人、記憶、そして思い……。街角の“記録されない戦後史”を綴る不定期連載。 ラーショ。東京から右側に出たあたりに住む人々であれば、この言葉に甘美な響きを感じ取れるもの。そうです、今日は北関東の人間が10人いたら、大体10人から11人は好きな、「ラーメンショップ」の話です。
体力度:★★★ 難易度:★☆☆ 登山シーズン 3月~6月、9月~11月最高地点 1252m(大山)歩行開始地点 761m(ヤビツ峠)歩行時間 4時間歩行距離 約7km スタート ヤビツ峠バス停 バス停からイタツミ尾根を登る。少し上がると右手に相模湾が見えてくる。分岐手前に富士山と丹沢の展望所。 ↓ 25丁目の分岐 展望所からすぐ25丁目の分岐で表参道に合流。参道を上がると銅製の鳥居。これをくぐれば山頂はまもなく。 ↓ 大山 山頂には茶屋あり。展望を楽しんだら下山。分岐の先に富士見台。蓑毛越分岐から道が荒れてくる。 ↓ 西の峠 急坂を終えると西の峠。ここから左折して下って行くと下社の境内に入る。下社に参拝。 ↓ 阿夫利神社下社 ケーブルカー乗り場の先、大山寺に行く石段。幅が狭く急なので注意して下ろう。コース上、一番の危険箇所。 ↓ 大山寺 寺の先の道は緩やかな下り。男坂と合流する追分社の先が
スタート 京急長沢駅 ロータリー側から団地内を抜けて長沢殿山公園を右折。その先が登山口になる。 ↓ 三浦富士登山口 登山口から階段を上がり平和の母子像を右に見て森の中へ。展望はほとんどない。山頂手前に急坂。 ↓ 三浦富士 山頂から下れば平坦な道に。20分ほどで見晴台。武山へ行く分岐で右手の砲台山方向へ進む。 ↓ 砲台山 砲台山から来た道を戻って、分岐から武山へ。武山には展望台があり、上がれば360度の大パノラマ。 ↓ 武山 近くの武山不動院に寄ってから下山。途中の「ハイキングコース津久井浜方面」の標識を見て駅へ。 ↓ ゴール 津久井浜駅 アクセス: [行き]京急本線品川駅から京急長沢駅へ。 [帰り]京急本線津久井浜駅から品川駅へ。片道約1時間 JR横須賀線を使う場合は、横須賀駅から京浜急行バス三浦海岸、三崎口方面のバスで竹川バス停下車。武山へは約40分。砲台山、三浦富士と逆に巡るコースにな
「住みたい街ランキング」でトップ争い常連の街、吉祥寺は、「本密度」が濃い街だ。カフェや居酒屋の有名店も多いが、個性的な書店が数多く営業している。絵本、写真集、アート、サブカルなど、それぞれの得意分野があり、1日がかりで本屋巡りをしてみると、その多彩な品揃えに驚くでしょう。今回はそんな吉祥寺の書店から、新刊書店・古書店とりまぜておすすめを紹介します。 神保町が本屋街となったのには、街の歴史に秘密があるという。江戸時代、周辺には武家屋敷が非常に多かった。それが明治に入って各地に移り、屋敷は空き家に。そこへ多くの学校が建てられた。次々と学校が建てられたことで、自然と書物の需要も増えていったという。ずらりと並ぶ書店は、それぞれに得意分野があるので、競合もしない。むしろ、ここへ来ればきっと見つかる! そんな宝探しのようなワクワク感を味わえる、貴重な本屋街に感謝。
遠い記憶の彼方の話になります。横浜港で開催された「YES’89・横浜博覧会」に、家族で訪れたことがあります。おぼろげなのですが、仮設の駅からディーゼルのレトロ車両に乗って、鉄橋や高架橋を走っていきました。その鉄道は横浜博覧会用の輸送列車で、1986年に廃止となって間もない横浜港の臨港線を使用したものでした。走っていた車両は三陸鉄道へ譲渡され、ミャンマーへ渡ったのち、いまはどうなっているか存じません。横浜博覧会後の臨港線廃線跡は1997年に「汽車道」として整備され、現在は手軽に散策できます。今年4月にはヨコハマエアキャビンというロープウェイも開業し、ゴンドラからドローンと同じような高さで汽車道を観察することができます。 桜木町駅は1915年(大正4)に改称された駅です。それ以前は1872年(明治4)10月14日に本開業した横浜駅であり、日本初の鉄道の駅のひとつでした。日本の鉄道の出発点ですね
小野先生 : 多くの日本語がそうであるように、「散歩」はもともと中国のことばで、日本に輸入された概念です。ただ、もともとは「食後に消化を助けるために歩く」という意味でした。いわば「腹ごなし」ですね。 筆者 : 私たちの「散歩」と意味合いは少し違いますね。腹ごなしに歩くこともありますが、そのためだけではない……。 小野先生 : 日本では「散歩」より早い奈良時代ごろから、「逍遥(しょうよう)」が使われていましたが、「逍遙」は、散歩することよりもそのことによって俗事を離れることに主眼が置かれたりもしました。「散歩」が「腹ごなし」を意味するところから、逆に、それまでの「逍遙」を「消揺=消化のために体を揺らす」といった説もうまれたようです。 筆者 : 日本で「散歩」が使われはじめたのはいつごろなのでしょうか? 小野先生 : 室町時代のことです。虎関師錬という有名な禅僧が、漢詩集「済北集」に登場させて
廃なるものを求めて廃なるもの、すなわち廃線跡、廃墟、その他うんぬん。写真作家の吉永陽一が朽ちていくものをじっくりしっとり、ときには興奮しながら愛でていく連載。 遠い記憶の彼方の話になります。横浜港で開催された「YES’89・横浜博覧会」に、家族で訪れたことがあります。おぼろげなのですが、仮設の駅からディーゼルのレトロ車両に乗って、鉄橋や高架橋を走っていきました。 その鉄道は横浜博覧会用の輸送列車で、1986年に廃止となって間もない横浜港の臨港線を使用したものでした。走っていた車両は三陸鉄道へ譲渡され、ミャンマーへ渡ったのち、いまはどうなっているか存じません。 横浜博覧会後の臨港線廃線跡は1997年に「汽車道」として整備され、現在は手軽に散策できます。今年4月にはヨコハマエアキャビンというロープウェイも開業し、ゴンドラからドローンと同じような高さで汽車道を観察することができます。
藤沢駅の北口・銀座通りから北側へ路地を入ると、「新地」と地元民が呼びならわす一帯に出る。奥には有名な廃墟があった。 実際にこの場所で商いをしていた古老から聞く、この場所の話。 20年弱前、藤沢に住んでいた。 当時、新地の奥に写植屋があって、チャリでフロッピーディスクを持っていったりしていた。新しいマンションだらけの現在の姿からは想像できないが、そのころは正直、おっかない雰囲気があった。風俗店、飲み屋が今よりずっと多く並び、そのネオンも大体が古びて妙に毒々しく、店の前には車を横付けして昼からたむろする人がいたりして、素早く通り過ぎるようにしていた。おじさんになった今では、惜しいことをしたと思うけれど……。 ネット上では今、この街の探訪記事がいくつも見つかる。ここは元・色街なのだ。東海道六番目の宿場・藤沢宿が置かれ、飯盛り宿など遊興の場は江戸期からにぎわい、明治以降も藤沢遊郭として妓楼の並んだ
まず出向いたのは 『老郷 本店』 。街の住人で知らぬ者はまずいない。平塚一の歓楽街、紅谷町周辺で飲み遊んでも、私は決して満腹にはしない。「この店=この一品」というタンメン一杯分は、腹に隙間をあけておきたいのだ。 タンメンと言えば野菜もりもりのイメージだろう。しかし、『老郷』のはまるで違う。刻みタマネギが浮くのみで、あとは麺を覆い隠すようにこれでもかと、ワカメ。「え?」。かつてこのドンブリに初めて対面したとき、一瞬意味がわからなかった。麺も不思議。つかみ上げると白く、細く、やわらかい質感。極めつけはスープである。うっすら褐色の澄んだ汁を一口すすればさらに、「え??」。頭が混乱する。酸っぱいのだ!
『散歩の達人 首都圏日帰りさんぽ』より、旅先で気軽に楽しめる散歩コースを紹介。歩行時間や歩行距離も明記しておりますので、週末のお出かけにご活用ください。 飯能市の西の端、秩父市に接する山の尾根上に原っぱのようなウノタワという場所があるという。ちょっとした不思議空間である。そこは入間川の源頭部にあたり、横倉入(よこくらいり・ナギノ入)という沢の上部にある。 スタート 名郷バス停 バス停そばのポストに登山届を出して出発。入間川沿いの車道をほぼ15分歩くと大場戸橋の分岐。 ↓ 15分 大場戸橋 大場戸橋は帰りにも通るところ。舗装された山中林道をひたすら歩く。30分ほどで山中分岐へ。 ↓ 30分 横倉林道起点(山中分岐) まっすぐ行けば妻坂峠。分岐を左折して横倉林道に入る。横倉入の沢沿いを歩く。 ↓ 30分 ウノタワ入口 分岐から30分ほどで林道が終了。ここから登山道。30分ほどで見事な苔の群落が
おすすめ散歩コース 東京東京のおすすめ散歩コースを集めました。移り変わりの激しい東京で、変わってきた面白さ、それでも変わらない面白さ、そんな街の魅力に気づける散歩コース揃ってます! 『散歩の達人 首都圏日帰りさんぽ』より、旅先で気軽に楽しめる散歩コースを紹介。歩行時間や歩行距離も明記しておりますので、週末のお出かけにご活用ください。 東京都の西方、あきる野市のほぼ真ん中に谷戸に囲まれた里山がある。その奥には中世から“伊奈石”という石材を切り出した採掘跡も残る近場の探検へ出発。 スタート 武蔵増戸駅 駅から右手に行き、都道185号を横切り線路沿いの道を直進。右手に横沢入の標識。曲がらず寺へ。 ↓ 20分 大悲願寺 寺から戻り横沢入の標識を左折。寺から10分もしないで横沢入の入り口の休憩所へ。 ↓ 20分 横沢入の田んぼ 富田ノ入の標識から入る。すぐ尾根へ行く道もあるが、今回は下の道から。道は
おすすめ散歩コース 神奈川神奈川県ののおすすめ散歩コースを集めました。賑わう横浜、古都・鎌倉をはじめ、神奈川には極上散歩スポットがいっぱい! 『散歩の達人 首都圏日帰りさんぽ』より、旅先で気軽に楽しめる散歩コースを紹介。歩行時間や歩行距離も明記しておりますので、週末のお出かけにご活用ください。 三浦半島の西側、相模湾に面した葉山町に仙元山と大峰山の二峰がある。どちらも200mにも満たない低山だが、海そばの山だけに展望は素晴らしい。三浦半島は海岸線歩きだけではなく山もいい。 スタート 風早橋バス停 バス停から国道134号を葉山トンネル方向へ進み、手前で右折して標識を見て左手の坂道を上がる。 ↓ 10分 葉山教会 急坂を上がると葉山教会。左の道が登山口になる。教会から森の中に入り15分ほどで仙元山山頂。 ↓ 15分 仙元山 山頂にはベンチとテーブル。道は最初は平坦。途中、長い階段が1カ所あり。
昔ながらの個人商店が立ち並ぶ商店街で、ひときわレトロな看板がある。女の子のイラストが、手に持っているのは丸いパン(?)と、それに尾を振っている犬。「ポチも喜ぶハト屋のパン」のキャッチフレーズで長年親しまれてきた「ハト屋」の看板だ。 「この看板は、もう店名も消えかかっていたんですよ。女の子の洋服も消えていたから、こんな色合いだったんじゃないかな、と想像して塗り直しました」と店主の紙田和代さん。 「ハト屋」は2017年に二代目店主が亡くなり、後継者なくやむなく閉店。以来、店舗はそのままになっていた。近所に住んでいた紙田さんは、風雨にさらされていく店を見ているうちに「このまま取り壊されてしまうのはもったいない」と、思い切って建物ごと買い取った。 「昔のハト屋が持っていた風合いを残しながら、耐震補強や改装をしました」と紙田さん。 実は、地域活性化のプロでもあり、日中は都内にある都市計画コンサルタン
散歩道場へようこそ一味違う散歩の方法を知る達人たち。彼らに聞いた、さまざまな分野の散歩術を集めてみました。視点を変えてみたり、想像力を働かせたりするだけで、いつもの帰り道が未知の世界に様変わりするかもしれません。 2020年10月に初の著書『たのしい路上園芸観察』(グラフィック社)を発表した路上園芸学会の村田あやこさん。住宅や店舗の前などで営まれる園芸や、路上空間で育まれる緑を「路上園芸」と名付け、その撮影・記録を行う“路上園芸鑑賞家”だ。 「さんたつ」では、そんな村田さんの活動や著書の内容を伝えるインタビュー記事を全3回で掲載。第2回では、著書の『たのしい路上園芸観察』(グラフィック社)の内容について話を伺い、路上園芸観察の面白さの真髄に迫る。
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