無料通信アプリを手掛けるLINE(ライン)は15日、ラインから固定電話などにかけるサービスの利用を緊急時以外は控えるよう呼び掛けた。熊本地震発生後、安否確認に使いやすいよう、1回あたり10分まで無料としたが、利用が集中すると「(電話の)回線に負荷が集中する恐れがある」という。 ラインの音声通話サービスはインターネットのデータ通信を利用し、中継網を経由して被災地の固定電話や携帯電話の回線に接続している。無料化によって通話が増えれば、被災地への発信が集中し、電話がつながりにくくなる恐れがあるとして、急きょ対応を変えた。