前回までに「目」と「脳(記憶)」の老化対策についてご紹介しましたが、もう一つ顕著に衰えが出てくるのが、「手や指先」などを動かす能力です。 教室でシニア層の方々がパソコンを使う様子を観察していると、マウスカーソルを細かく移動させるのに苦労していたり、クリックするときに手が震えてズレてしまったり、キーボードで打つ文字を間違えてしまったりといった光景をよく目にします。 今回は、こうした「手や指先」の衰えに対するサイトの施策をまとめてみたいと思います。 ボタンやリンクの大きさを確保する多くの高齢者の方にとって、マウスカーソルを数ピクセルだけ動かすという操作は非常に難しいことです。また、手が震えて意図しない場所をクリックしてしまうこともよくあります。 こうした失敗を防ぐため、ボタンやテキストリンクの大きさは必ず適切に確保しましょう。テキストは12pt以上、ボタンの幅は24px以上あると安心です。 ま