松本龍復興担当大臣が辞任した。被災地の宮城県、岩手県の両知事を訪問した際に吐いた暴言の責任を取ってのことだ。菅政権の混迷ぶりにいっそうの拍車をかけた今回の辞任劇。松本氏はいったいどんな人物なのか、調べるうちに、地元・福岡で松本氏が所有する資産をめぐって興味深い事実が明らかになってきた。 資産は7億円以上 昨年9月の菅内閣発足で、松本氏は環境大臣兼防災担当大臣に任命された。当時官房長官だった仙谷由人氏の強い引きで環境大臣就任にしたというのが永田町でのもっぱらの評判だ。すでに当選7回ながら、それまでは要職に就くこともなかった松本氏。環境大臣としての評価はどうだったのだろうか。環境省担当の記者によると、「環境大臣に就任してわずか1か月で名古屋で開かれた生物多様性条約国会議(COP10)の議長という大役を務めました。大臣になったばかりで期待度は高くなかったのですが、先進国とアフリカ各国との間の調整