原作について 原作はすでに読んでいて、「これは映像化するのは難しいだろうな」と思っていました。ですから連ドラになると聞いてすごく意外でしたね。 湊さんの作品は他にも何冊か読ませてもらっていますが、人間の中の悪魔的な、ドロドロした部分を引きずり出すところに引き込まれて…そこが面白いんですよね。だから小豆島ロケで初めて湊さんにお目にかかれて、そのギャップにビックリしました。ご本人は少女のような雰囲気をお持ちの方で、書かれる本とのギャップが面白かったですね。 脚本としてドラマ化するには、話を回していく人がいないと話が進行しづらいので、第三者として見ていた高野という存在は必要だったんだなと、脚本を読んで「なるほど面白い事を考えたな」と思いました。 それから1話で出てくる希美の父親。あんなに酷い親父がいるっていうのがすごいでしょ?「こんな親父いるんかい!?」っていうね(笑)。そこがすごく面白かったで
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