<地道な取材力で引き出された、「エンコーする」女子高生たちの本音。彼女たちは「被害者」ではなかったと『裏オプ』の著者は記す> 以前、『売春島――「最後の桃源郷」渡鹿野島ルポ』(高木瑞穂著、彩図社)という書籍を紹介したことがある。「売春島」と呼ばれる三重県の渡鹿野島について、その歴史から売春産業の成り立ち、隆盛、衰退までのプロセスを解き明かしたノンフィクションだ。 【参考記事】「売春島」三重県にあった日本最後の「桃源郷」はいま...... そこで初めて知ることになった渡鹿野島の真実もさることながら、同書について印象的だったのは、著者の地道で緻密な取材力だった。足で調べてこつこつとファクトを積み上げていく手法が見事で、ノンフィクション取材の機会は多くない自分にも、見習うべき点が多くあると感じたのだ。 だから同書を読んで以来、この著者が次にどのような本を出すのかがずっと気になっていた。それが今回
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